暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜冷厳なる槍使い〜
SAO編
第二章  曇天の霹靂
8.すれ違う想い
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活躍もあった。
「頼りにしてる」と、言ってくれた。
 やっと、この人の隣に並ぶことが出来たと思った。

 ランタンを前に掲げ、あたしは走った。
 見える明かりは三つ。後ろからレイアとチマもちゃんと付いてきているようだ。
 迷宮区までの道はしっかりとチェック済みだったから、たいしてモンスターとも戦わなかった。

 ――あたしは、キリュウさんの仲間なんだ。

 そしてキリュウさんも、あたしたちのことを今では仲間だと思ってくれている。

 これは独りよがりな考えじゃないはずだ。

 ……ないはず、だったのに。

「――――――ぁぁ」

 迷宮区の四階、階段から覗く数十メートル向こうに。

 幾度となく弾ける、蒼い光の軌跡が見えた。
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