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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉14話「れっつごー冥界」
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一旦家に戻った。冥界に行く前に神社によったら、なにか命令された。「明日あるところに行くわよ!」と。あるところってどこ?そう思いながら、朝にまた紫が持ってきた李みたいな果物、クランベリーを使ってお菓子を作る。生だと酸っぱいんだよな。・・・紫は果物好きなのか、珍味好きなのかわからないな。
「よし、できた。クランベリークッキー。」
あとはこれを机に置いて冷ましておく。昨日スキマを開けない結界を張ったし、防犯用にトラップを仕掛けたからもう大丈夫。多分。じゃ、行ってくるか。



―冥界・白玉楼―
いつ来てもいい眺めだ。いわゆるあの世の世界ってこんな感じなんだな。あれ?なにか音楽が聞こえる。ああ、あっちからか。
「あっ人間だ!もっと盛り上がるわよ〜!」
「いえ〜い!」
「うわ〜い!」
三人組の少女が演奏している。ジャンジャンと、音楽がもっと盛り上がる。しかしなんだろうか、この感情が揺さぶられる感じは。



演奏は30分続いた。
「わー!ありがと〜!」
「ここまで聞いてくれる人間なんて初めてだよ〜。」
「ありがと〜!」
「ふふ、いい演奏だったよ。」
ただ、何か心に響かない感じがするが、そのことは黙っておこう。とりあえず、白玉楼へと向かう。



「あら裕海さん。こんにちは。何か用ですか?」
すごい長い階段をとんでいき、そしてしばらくして大きな建物が見え、そしてその建物の前で素振りをしている妖夢がいた。
「ああ、いや、ここにはそんなに来てないと思ってね。」
「まあそれでしたら、幽々子様の話し相手にでもなっていてください。もうすぐ御飯ですので。」
「あ、もうそんな時間なんだ。言っておくけど、ただ飯をむさぼりに来たわけじゃないからね。」
飯泥棒ではないことを一応伝えておく。
「ええ、わかってます。幽々子様がおられる部屋に案内します。」
ここの屋敷も広いな。さすがに一人暮らしだと、こんな大きな家を持ちたいとは思わないが。
「こちらです。」
「ああ、ありがとう。」
案内された部屋はいかにもという感じの和室だった。そして机の向こうに幽々子が座っていた。
「あらいらっしゃい、裕海。4日ぶりね。」
「ああ、そうだな。そういえば、いいものがあるんだが欲しいか?」
「いいもの?何かしら。」
「えい」
スキマを開き、ある果物を取り出した。
「・・・それは何かしら、その罰ゲームで使われていそうなとげとげの物体は。」
幽々子の行ったことは、的を得ている。たしかに罰ゲームで使うとよさそうだ。
「果物の王様、ドリアンだ!!」
「なんか臭うわよ?腐ってない?」
「大丈夫!!こういうやつだから。臭いからは感じられないほどうまいぞ!」
「あらまあ、裕海がそんなに言うのなら、間違いはないのね。」
「・・・ちなみに、
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