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妖精の義兄妹の絆
星霊合戦
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好み、少し気がある。」
「はぁ?な…なによ、それ。」
ルーシィは顔を赤くして照れた。
「見た目によらず純情、星霊魔導士、ほう…星霊ね…。面白い!!!」
「!」
グレイはルーシィに向かって攻撃してきた、が、

ズガァァン

間一髪ヒビキがグレイの攻撃を防いだ。
「違うね。君はグレイくんじゃない、何者だ。」
「え?グレイじゃない!?」
「やっぱりか…。」
ヒビキはグレイの正体を見破り偽者のグレイに言う。
「グレイから見たヒビキ。青い天馬、男前、詳しく知らない、チ…情報不足か。」
(「そっか。“闇”に落ちるのは確か前と悪の感情の狭間にいる人。グレイがそんな感情に揺れ動くハズが無い。」)
「あんた誰?」

もこもこ もこもこ

ルーシィがそう聞くと偽者のグレイは煙に包まれ今度はルーシィに変身した。
「あ!あたし!!」
「君、頭悪いだろ?そんな状況でルーシィさんに変身しても騙されるハズがない。」
「そうかしら?あんたみたいな男は女に弱いでしょ?」
偽者のルーシィはそう言いながら上半身の服をめくり、

ポロン

「うふ。」
ヒビキたちに上半身を露にした。
「もしもしもしもしもしもし。」
「………………。」
「おおおおおおおお。」
「きゃあああああああ。」
サジタリウスとタクヤは興奮し、ヒビキは声にならないほど口をあんぐり開けている。
ルーシィは自分の胸を隠しながら悲鳴をあげた。
「ゆ…揺れてる…。」
「確かに…。」
「だな…。」
「うまい事言うなー。」
ルーシィはヒビキとタクヤを殴りながらそう叫んだ。
「星霊情報、収集完了。へぇ…、すごい。」
「!!」
ルーシィは敵がなにか仕掛けてくるのを感じ、警戒する。
「サジタリウス、お願いね。」

ドッ

「がはっ。」
「え?」
突然サジタリウスがヒビキの背中に矢を放った。
「な、何よこの馬…!!!裏切…。」
「そ、そんな…。」
「ち、違いますからして、それがしは…。」

がくっ

「ヒビキ!!!」
「くっ。」
ヒビキはその場に膝をつき、傷口を押さえる。傷口からは大量の血が出ている。
「おい!!!しっかりしろ!!!」
(「まさか…、あたしの星霊を操って…。」)
「タクヤ!!シャルル!!エマ!!ウェンディを連れて逃げて!!!こいつヤバイ!!!」
ルーシィは最悪の事態を回避すべくタクヤたちにこの場から離れるように言った。
「言われなくてもそうするわよ!!」
「俺も戦うぞ!!!」
タクヤもこの場に残ろうとするがルーシィはそれを拒否した。
「そしたら誰がウェンディを守るの!!!あんたはウェンディの側にいてあげて!!!」
「でもっ。」
「ここはあたしにまかせて!!!!」
「タクヤ!!!」
「…っ、
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