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子虎迷走記
第11話 距離の縮め方 後編
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集いの泉。

皆で話し合った結果、思ったよりも結構状況はひどかった。
自体は一刻の猶予もない。

森の被害の元凶はジルコーダなのだ。

メイトルパに棲む蟲で名前の意味は食い破る者。
その名の通り、興奮状態に陥ると手当たり次第に周囲の物を噛み砕いて回る習性を持つ。
しかもその興奮は仲間にも伝染する。

まとめると……
喚起の門の暴走による誓約の果たされていないはぐれ召喚獣としてジルコーダ達は呼び出され、突然呼び出されたジルコーダは興奮して手当たり次第に森を破壊している、だ。

キュウマ曰く、過去にも今回のような事が起こった事があるらしいが、今回は事態が深刻なようだ。

なんでもジルコーダは餌となる植物がある限りすさまじい勢いで増えるらしいのだ。
緑豊かなこの島は奴らにとって格好の餌場。
つまり、このまま放って置けば島の自然は破壊され、ジルコーダまみれになってしまうと言う事だ。

護人達は俺達に協力を頼むが、こちらにはまともな武器がない。
魔獣相手には少し不安だと言う事で護人達は武器を提供してくれた。

その中に銃が含まれていてソノラ暴走。

「こらっ!落ち着けソノラ!」

兄貴であるカイルが責任を持ってソノラを鎮め、船へと戻し、話を進めた。

そして、続きだが……巣の場所はヤッファとキュウマが調べてくれたので準備が整いしだい集いの泉に集合となった。

話し合いが終わり、最後に残ったヤッファが確認としてレックスに帝国軍の事を聞いていたが、帝国軍隊長の知り合いは目的のものがはっきりしている以上他の対象に攻撃をしないらしいので俺達が出ている間に集落が襲われる心配はなさそうだ。

しかしこれ以外もヤッファの懸念は残っているらしい。
ヤッファは盗み聞きしていたマルルゥを呼ぶ。

花の匂いがしていたからいると思ってた。

俺達は大丈夫だから集落に帰るようにマルルゥを説得した。
ヤッファは宴会の準備でもして待ってろと言うとマルルゥは少し不安はあるものの帰っていった。

そして俺達は解散したのだが……俺とレックスは特に準備する物がない。
俺に装備品は必要ないし、レックスがもらった武器を装備して古い武器を船に置いたくらいかな?

時間の余った俺達は集落を見て回る事にした。

そして……



魔坑。

巣に向かうとそこはジルコーダだらけだった。
うじゃうじゃと巣の中を這い回るジルコーダを見るとちょっと寒気がする。

こんな数に集落を襲われたらたまったもんじゃない!
というかこれ皆倒すのか!?

そう思ったが、倒すのは女王だけだとヤッファが言った。
そいつを倒せばこれ以上ジルコーダは増えないらしいので女王倒したら少しずつ撃破する。

しかし、女王までは強行突破
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