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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
005 もう1人の転生者
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を襲う。

(痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い! イタイ! イタイ! イタイ! イタイ! イタイ! イタイ! イタイ! イタイ! イタイ! いたい! いたい! いたい! いたい! いたい! いたい! いたい! いたい!)

頭は頭痛のお陰で正常に働かない。働いてくれない。……でも、頭痛の最中に出て来る覚えてない≠フに覚えている=A家族──らしき人物との会話の端に挙がる単語の数々から1つの、正答である可能性が一番高い答えを弾き出す。

「ハルケギニア=A魔法=Aトリステイン=c…なるほど、【ゼロの使い魔】の世界か」

(参ったな。殆ど二次創作の知識しか無い。確か、あの人>氛汾^人君は二次創作とかそっちの方向には疎かった筈)

それに、二次創作云々の知識に疎い真人君の行動はあまり読めなくて、それも心配になる。

「とりあえず今解る事は、ボクはトリステイン貴族の男爵家の次女で、名前はユーノ・ド・キリクリ。年齢は10歳でルイズと同い年」

容姿は某魔砲──某魔法少女の一番最初の魔法の先生だ。……別名が≪淫獣≫の人(?)の人間バージョンだった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ボク≠ェ覚醒して──家族等の前では私=B……ボクが覚醒して早い事、4年が経過した。このまま知識£ハりにいけば戦争が起きるので、杞憂に終われば良いが一応訓練はしている。……家族には内緒で。

手早く杖を操り、杖先で虚空に[砕]の文字を書く。

「竜之炎壱式“砕羽”!」

ボクの前腕に緋色の、まるで鷲の羽を想起させる様な刃が顕現する。

ちなみに、ボクは火竜を宿しているお陰か火の系統への親和性が頗る高い。それで≪烈火≫などと云う2つ名を貰った。

――ヒュンヒュンヒュン

「やっと…火竜…も…後1匹…か!」

いつもの様に素振りをしながら1人ごちる。最初は竜之炎壱式の“砕羽”しか使え無かったが、四年の地道な訓練により最後の“烈神”以外は解放出来た。……尤も、“烈神”を使う状況になると云う事事態が最悪中の最悪なので、使う機会が無いに越した事は無い。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

訓練に身を窶しながら、社交界に辟易としているある日の事、父上の用事に付いてトリスタニアに向かった時、偶然寄った飲食店でハルケギニアには珍しい黒髪の──2つくらい年上の少年を見つけた。

その少年はまるで考え込んでいる様で、黒髪への懐かしさも加えられてついつい見入ってしまう。……父上に注意されるも、やはり見入ってしまう。

(まさか!)

顔を見て数秒。この時期≠ノこの世界
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