暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
主-ルイズ-
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一方…。地球からもエスメラルダからも遠く離れた宇宙空間。
「せっかく捕えた地球人を取り逃がしただと!!我らの計画に支障が出るではないか!」
ルイズの召喚のゲートとは別の発光体の手から逃げ切伸びることができたクール星人の子だが円盤だが、別働隊と思われる宇宙船に回収されたのだが、任務完了の必要な標本となる人間をほとんど回収できずに終わったことで、その部隊の同胞たちからバッシングを受けていた。
「す、すみません!」
「まったく、以前我らの同胞がやった時と比べて小規模で行いさえすれば、昆虫も同然の地球人の目をかいくぐって今度こそ我らの計画を進めることができたはずだというのに…」
多寡が地球人に後れを取るとは、と苛立ちを摘み隠さず露頭する別働隊のクール星人。
「待ってください」
ふと、いくつもの星の位置を映し出しているモニターを見ているクール星人の一体が口を挟んできた。
「我らが取り逃がした地球人ですが、実に興味深い星に落ちていたそうです」
「興味深い星だと?」
地球から逃げてきた同胞をさっきまで攻めていたクール星人が気になって説明を求めた。
「ええ、その星の知的生命体ですが、文明レベルは地球と比べて原始的な域です。しかしその対価によるものか、地球人の持っていない特殊な力を持っているのですよ」
「ほう…」
それは興味深い、とそのクール星人はどこか嬉しげに声を漏らす。
「地球人よりも、より調べがいのある存在だとは思いませんか?あの地球人は、その星へ転送・ワープに近い形で移動しました。座標は取得済みです」
「うむ、計画変更だ。その星へ向かうぞ」
地球から何光年離れた場所にあるだろうか、それさえ分からない。クール星人のモニターに表示された、地球とは別にもう一つ、一本のラインで地球と結ばれている、二つの月を表された惑星を見てクール星人はその星へ向かうことに決めた。
彼らが向かう先の星の名前は、クール星人をはじめとした宇宙人たちからこう名付けられていた。

『惑星エスメラルダ』と…。




翌日。
「痛っ…朝か」
藁の寝床など慣れていないものだから、サイトは深い眠りにつくことはできなかった。背中が痛い。やはり藁ではベッドで寝ていた時と比べて寝心地が悪かった。
「目が覚めたら元の世界に戻ってた、なんてことにはならなかったか…」
背中をさすりながらルイズを見た。ぐっすり気持ち良さそうに眠っている。
「くそ…のんきにぐーすか寝やがって。こっちの身にもなれよ。おい、起きろ」
ルイズを揺すって起こそうとするが、全然起きる気配がない。
「このクックペリーパイ美味しい〜…」
もう食べられないよ〜、そんなベタ寝言にも負けない間抜けな寝言をぼやいている。人の気も知らないで…サイトはさらにイライラを募らせていった。
「おい!!起き
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