暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
主-ルイズ-
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らしくサイトにすり寄ってきた。なつかれたのがうれしかったのか、サイトは自然と笑みがこぼれた。怪獣と違って小さい分なんだか可愛らしく見える。
「…ところであなた、その籠なんなのかしら?見たところルイズの…」
 キュルケはふと、サイトが持ってきた洗濯物の詰まった籠を見て何か尋ねようとしたら、ちょうどその時ルイズの部屋の扉が開かれ、ルイズ本人がキュルケと、彼女と話していたサイトに鋭い視線を突き立ててきた。
「あんた、何ツェルプストーと話しているのよ!」
「なんだよ。話すくらいいいだろ」
イチイチ怒るようなルイズの態度にサイトはどうも好印象を持てずにいた。
「ルイズ、あなた使い魔に何を持たせてるのよ?」
「洗濯物よ」
「…は?」
 何やらすごく呆れたような、そんな反応だ。
「何よキュルケ。何か言いたいことでもあるのかしら?」
 ルイズは、このキュルケという女が好きじゃなかった。彼女の実家ヴァリエール家と、キュルケの実家、隣の大国ゲルマニアのツェルプストー家は非常に仲が悪かった。戦争ではよく戦い合った敵同士のせいで互いを恨む住人が領内にいることが関係している。これはどうでもいい話だが、ヴァリエール家の人間曰く、ルイズの代から200年も前からツェルプストー家に恋人をさんざん寝取られまくったことがあると言うこともあってルイズはキュルケを嫌っていた。現にキュルケはルイズをさんざんからかってくる上に、たくさんの男子からの人気を呼び寄せるだけじゃなく、何人も彼氏を作って楽しんでいると言う話だ。淑女の欠片もない。だがまさか、自分が逆にキュルケからそう思われるなど予想だにしなかった。
「ルイズ、あなた使い魔とそこまでの関係になったのかしら?男に下着の洗濯を頼むなんて…ちょっと考えられないわね。はしたないったらないわ。もしかして、着替えも彼の前で堂々としてたのかしら?」
「は、はしたないですって!それを色ボケのあんたがよく言えたわね!」
 今更ながら、この時ルイズはサイトに自分の下着を持たせたことを恥じた。この女にだけは知られてはいけなかったと。
「いくら私でも、使い魔だからって好きでもない男に下着の洗濯は頼まないわよ?メイドに頼めばいいじゃない。なのにあなたったら…これは貴族平民に関係なく、レディとしての常識よ。じょ・う・し・き」
 キュルケはルイズの羞恥心に欠けるサイトへの行為を呆れつつも、ルイズをからかうネタとして利用してしまっていた。お蔭でルイズは自業自得とはいえ顔が真っ赤だ。
「まさかあなたが平民で使い魔だからって、男に下着を堂々と見せびらかすなんて。モテないからって感覚が狂っちゃったのかしら?ゼロのルイズ。いえ、エロのルイズかしらね」
「ひひひ…人をあんたみたいな色ボケと一緒にしないでくれる!?」
「はいはい。負け犬の遠吠えね。じゃあ
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