暁 〜小説投稿サイト〜
IS学園潜入任務〜リア充観察記録〜
リア充観察記録 後編
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
』で現役兵士、速い速い。アレならギリギリ間に合うだろうな。
 で、ラウラの姿が見えなくなっても依然として動こうとしないシャルロット。何かブツブツ言ってるんでマイクの集音率を上げてみた。



 




『…やろうかな?…でも、また織斑先生に見つかったら居残り罰に…ちょっと待って僕、それってむしろチャンスじゃない……?』


『…シャル?』

 


 シャルロットさん、あんたまさか…



『一夏!!』


『お、おう!?』


『掴まって!!』


『へ!?』



 言うや否や『ラファール・リヴァイブU改』を部分展開したシャルロット。またやる気だこの子、臨海実習直前にやったアレをやる気だこの子!!



『ちょ、待てよ!! また千冬ね…織斑先生に見つかって居残り罰とかあったら……!!』


『むしろ役得だから問題無いよ!!』


『何だそりゃ!?』


『さぁ、行くよ!!』


『おい、シャル!! どわああああああああああああああああああああ!?』



 前回と同様、ISを展開した一夏を抱えながら凄まじいスピードで廊下を駆け抜けるシャルロット。うむ、相変わらず機体名に恥じぬ疾走感だことで…。



「…あれ、シャルロット様は?」


「何だ、もう起きたのか…。取り敢えず、お前は自分の荷物の整理でもしてやがれ」


「……おう…」



 今の光景を見たらオランジュはどうなるんだろうか?まず、良い事にならないのは確実なので黙ってよう…うん、それが良い。そう何度も絶叫されて気絶されても困るし。
 余談だがこの後、幸か不幸か一夏とシャルロットは、千冬と遭遇せず無事に教室に辿り着いた。一夏は普通に喜び、シャルロットはどことなく残念そうにしていたのだが…









―――千冬が頭にタンコブ作ってグッタリしたラウラを引き摺って教室に入ってきた光景を見たら、流石に考えを改めたようである…









◆◇◆◇◆◇◆◇◆








 気になったのでカメラの映像をチェックしてみたら、教室へと全力疾走してたラウラは廊下の曲がり角で千冬に衝突。身長的に腹部へ強烈な頭突きを喰らう形になった千冬は、そのまま数メートル吹っ飛んだ…凄えな、オイ……
 その後、顔を真っ青にしながら千冬に駆け寄ったラウラは、謝罪する前に恐怖のアイアンクローで捕獲されてしまった。そして、俺以上に人外な世界最強は、笑顔でアノ出席簿を振り上げ…




『廊下を走ってはならんと、教えなかったか…?』


『IS以外のことは特に教わってなッ……』 



―――ズッパ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ