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エンジェル隊・ツインスター隊「『まきますか?まきませんか?』」
第五ドール
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薔薇乙女(ローゼンメイデン)
彼女たちは、至高の少女、アリスになるために戦っていた。
契約したマスターから力をもらい、姉妹たちと戦わなくてはならなかった。
それがアリスゲームだった
だけど、アリスゲームは終わった。負けた姉妹も元に戻り、みんな元の場所に戻ったのだ。

ただ一人を除いて

未だ目覚めていない第五ドールの真紅の魂を取り戻すために、旅をしているところだった。



「カナたちが覚えているのはここまでかしら…」

「覚えている?」

「その後の記憶が、すっぽり抜けているのですぅ…」

「か、可哀想ですみんな…ぅぅぅ…うわぁぁんん!」

「ちょっとミルフィーユ!なんであんたが泣くのよ!!」

ミルフィーユをなだめてから、話を続けた。

「そんで?つまり私たちがマスターになるってことか?」

「そうよ。もっとも、もう戦うことなどないのだからほとんど力を使うことなどないだろうけど…」

「それは、水銀燈だからいいですけど、翠星石たちはマスターの力をもらないと動くことすら…」

「そういえば、そうだったわねぇ…ああ、不便ねあなたたち…哀れね…クスクス」

挑発するように言う。

「むきーー!!調子に乗りやがってぇぇ…ですぅ!!」

そんなやりとりをしている時だった。ある部屋から大きな声が聞こえてきた。

「う、動き回らないでくださいまし!!そっちは大切なものなんですの!」

「しつこい!!」

そんなセリフが聞こえた後、「ベシッ」というような音が聞こえた。
ドールたちは、その声に聞き覚えがあったようだ。

「し…」

「真紅!?」

ドール全員が声の聞こえた部屋に向かっていく

「ちょ、多分今の声ミントの声だから…」

蘭花が止めようとするが耳に入っていないようだった。

そして、雛苺がドアを開けて飛び込む。

「真紅ー!」

そこには、赤いドールとミントがいた。

「あ、あれ?今、ミントの声しか聞こえなかったと思ったんだけど…」

「し…真紅ーー!空いたかったですぅ!!」

「なのー!」

翠星石と雛苺が同時に真紅に抱きつく。

「暑苦しい」

だが、真紅と呼ばれた人形は髪の毛で攻撃して二人を離す。

「どういうことなのこれは…なんであなたが動いているの…」

「私もわからないわ…でも、せっかく会うことができたのだし、お茶会でもしましょう」

だが、一人ミントが状況についていけていなかった。

「な、なんで人形がこんなにたくさん…しかも動いて…」

声を聞いて、みんな同じ反応をした。

「ん?」

一度真紅を見て、そのあとミントを見た。

「…ちょっと、ミントたちさ…」

「な、
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