暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos24聖夜に舞え、幸運の追い風・夜天に謳え、祝福の詩〜Ende Von Einer Reise〜
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†††Sideはやて†††

融合騎としてのリインフォースとユニゾンとしたわたしは、「おかえり、そんでただいまや、みんな」側に居るシグナム達に笑顔を向ける。するとヴィータが「う、ぅぅ、うう・・・はやて、はやてぇぇーーー!」大声で泣き出してしもうた。抱きついてきたヴィータを受け止める。

「あの、はやてちゃん・・・」

「シャマル、おかえり」

「っ!・・ただ、いま・・・ただいま、そしておかえりです、はやてちゃん・・・!」

涙もろいシャマルもまたぼろ泣きや。シグナムも「ただいま、おかえりなさい、主はやて」挨拶を返してくれて、ザフィーラは頷きを見せてくれた。泣き止まんヴィータとシャマルをあやしながら、「ホンマにおおきにな。わたしらの為に」ずっとわたしらの再会を見守ってくれてたすずかちゃん達に振り向く。

「それにごめんなさい。みんなにも大きな迷惑を掛けてしもうた」

すずかちゃん達の魔力は“夜天の書”完成の為に蒐集された。いくらシグナム達がわざとやないにしても、許されることやあらへん。そやから深々と頭を下げて、「ほら、みんなも改めて。ほら」シグナム達を促す。次に会った時にはちゃんと謝るって言うてたし、謝ることも出来たって教えてくれた。それでも、もう一度や。

「申し訳なかった」

「すまなかった」

「ごめんなさい」

「ずびっ・・・悪かった」

シグナムとザフィーラはわたしと同じように深く頭を下げて、人差し指で涙を拭ったシャマルはしょんぼりと小さく頭を下げて、鼻を啜るヴィータは泣いてるところを見られてるのが恥ずかしいみたいで、ばつの悪そうに顔を逸らしながら謝った。

「うん。もう許してるよ。ね、みんな?」

「うん。ちゃんと襲われた後に謝ってもらっているし」

「はやてを助ける為だったって判っているから」

「そうね。今日この日、あんた達の笑顔を見る為だったって思えば、本当にちっぽけな問題よ」

笑顔を浮かべたなのはちゃんがみんなに確認すると、みんなも笑顔になって嬉しいことを言ってくれた。改めて思う。「みんなと出逢えて、友達になれて良かった」って。するとすずかちゃん達も「私たちも」って同意してくれて。うぅ、嬉しすぎて泣きそうや。

「元気そうで良かったよ、はやて。シグナム達も」

「シャルちゃん・・・! シャルちゃんにもお礼を言わなアカンな。もちろん、すずかちゃん達にも。外のアウグスタさんを倒してくれたからこそ、わたしとリインフォースは戻って来れたんや」

わたしとリインフォースは解放されたきっかけの1つは、シャルちゃん達が外側のアウグスタさんを倒してくれたからこそや。「どういたしまして♪」って笑顔で返してくれたすずかちゃん達と、「友達の為だもん。なんの苦もないよ」ってシャル
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