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或る皇国将校の回想録
第三部龍州戦役
第四十六話 運命の一夜を待ちながら
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そと潜り込み、目を瞑るが思考はまだ先の話題に焦点が絞られたままだ。
 ――投入兵数は兵数三千そこそこと剣牙虎二百三十匹超――潜り込めたら相当な痛手を与える事ができるだろう。
 つまるところたった一夜の時間にたかが二十七の餓鬼が引きづり回す一個連隊規模の部隊が一国の趨勢を左右する立場にあるわけだ。あぁ、そしてその指揮権を俺が握るわけだ・・・・まったくもって不本意極まる。
その癖、楽しみでしかたない、まるで餓鬼の頃に誕生日を待っていた時の様だ。
ははは、まったく俺は何処でこうまで性根が捻くれたのやら・・・




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