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魔法科高校の有能な劣等生
イライラする。

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「なんで、俺って劣等生なんだ?」

国立付属魔法科高校
この高校に入学を許された事、自体
魔法という希少な才能を認められたエリートで有る。
そう、エリートの筈
だが、ウィードやらブルームやらそんな訳の分からない差別を受けウィードはヒソヒソと静かにゆっくりと
今という時間を必死に生きている。
無月 零
彼はとある理由により魔法の才能が有りながらもウィードとなり魔法科高校に入力
入学を許された事、自体エリート
それはそうなかもしれない。
魔法を使えない者からしたら入学出来ただけまだまし
そのように言われても不思議でもなんでもない。
要するに価値観の問題だ。
人はそれをどう見てどう判断するかは人、それぞれ
それは無月とて変わらない。
皆があれは綺麗だ、美しい、カッコイイ、可愛い
そうは言っても無月は別にそうとは思わない、と言える。
人からしたらそんなどうでもいい事に時間を使って要られないと言う奴も言ってもおかしくは無い。

とあるウィードもそのウィードという差別を悩んでいる。
なんで俺が?
才能が有るのに、認められたいのに?
そんな願望に似た何かは頭からは消えてなくなり新しく変な疑問のような物が浮かび上がる。

(そういえば、なんでアイツは俺と同じウィードなんだ?
あれだけの実力があればもっと上を目指せる。
ウィードでは無くブルームとして、)

今日、いやもう昨日か無月は時計に目をやり確認する。
時間はもう夜中の3時、後5時間後に学校に行かなければならない。
だが、

寝れない。
昨日の事がまだ心を揺るがし寝ようにも頭が脳がビンビンに狂っているようで
さっきから司波に負けた事しか浮かばない。
結局、負けたら何か俺から何かを聞くと言っていたが
司波自体、勝ったのに勝ちとは認めず負けとも見ていない。
司波的にはあの模擬戦は勝ちとは言わず不戦勝とでも言いたいのだろう。
だが、それが許せない人物がベットの上でグチグチ、言っている。

どう見ても勝ちは奴の物
それを勝ちとは認めず、はぐらかすかのように去っていく。
これがどれだけイラつく事か、
でも、それでも寝なければならない。
明日は学校金曜日
金曜日位は真面目に授業を受け休みをゴロゴロと過ごす。
一応、学生としての最低条件と無月は見ている。
よって眠たく無かろうが無理矢理に冴える目を瞼を閉じ暗闇の世界にダイブする。




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