暁 〜小説投稿サイト〜
学園黙示録のシリアスブレイカー
背中に押し付けられる至福のもの
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「ぬぅすんだぁぶわいくでふわあしりだぁすっ」
「あんた歌下手ね」

傷ついた。
それに別に盗んだバイクには乗ってないよ?

襲ってきた奴らが持っていたのから借りたやつだよ。
まあ二度と返す気はないんですけどねwww

っていうか勝ったんだからもらえて当然だろwww
モンスター倒したらアイテムもらえる的な感覚でwww

「う〜ん……風が気持ちいいね、先生」
「う〜んwwwいつ事故るかわからないから感じる余裕がないね、宮本www」

バイクの免許も持っていませんwww
バスを運転したから緊張するなよと思う人もいるだろうが、バイクは別だろ。
直に風が来るからすげぇ怖ぇよwww手の汗やべぇwww

「ふ〜ん……まあ事故ったら幽霊になっても呪ってやるからね」
「怖ぇwww」

幽霊に憑りつく幽霊ってwwwどんだけ恨みあるんだよwww
なんだかんだで、バスを降りた後も俺と宮本は結構楽しくやっていた。

正直宮本は参ってしまうかと思っていたが、そんなことは全然なかった。
というか何だか嬉しそうだった。
そんなに紫藤から離れることができてうれしいんですかwww

「……ジェット音?」

宮本がそう呟いた。
確かにジェット音特有の甲高い音が聞こえている。

それは、航空自衛隊の戦闘機だった。
……そういや、今の日本に戦闘機って呼べるものってあったっけ?

支援戦闘機とかじゃなかったっけ……?
まあそんなことより……。

「日の丸戦闘機かっけぇぇぇぇっwww」
「ホント!凄いわ!」

おぉwww久しぶりに意見が一致したぞwww
宮本が嬉しそうに戦闘機に向かって手を振る。

めちゃくちゃ速いスピードで移動してるけど、俺らのこと見えてんのかな?
戦闘機は低空飛行して俺たちの近くに来ると、そのままとてつもない速度で去って行った。

「おいwww危ないから捕まっとけよ?」
「は〜い」

むにゅりと背中で潰れるEカップおぱーい……堪りません。











この時の俺は知る由もなかったが、基地に帰投した戦闘機から撮れた写真を見て、『こんな事態でもやけに楽しそうにしている歳の差カップル』と隊員内で囁かれるようになるのは時間の問題だった。
後『女の子のおぱーいがでかい』とも……。














バイクで走っていると、日が暮れて夜になる。
バイクを止めて眼下の街の様子を、宮本と二人で眺める。

「こ れ は ヒ ド イwww」
「お、多いわね……」

住宅街の夜だと言うのに、外には大勢の人影があった。
勿論全部奴らですwww本当にありがとうございますwww

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