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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
空白期 第5話 「レヴィはアホな子?」
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…ディアーチェに対する「王さま」、シュテルに対する「シュテるん」のようにあだ名をつけたのだろうか。可能性としては充分にありえる。無論、純粋に間違ってる可能性も充分にあるが。

「……ところで、さっきから気になってたんだけど、何でふたりは手を繋いでるの?」
「そんなのボクとショウが友達だからさ!」

 いや違う。
 少なくとも俺は友達だから手を繋いでるわけじゃない。手を繋いでおかないとレヴィがどこかに行って迷子になりそうだから繋いでいるんだ。

「仲良いんだね」
「まあね。このあとお菓子を作ってもらうし! あれ? 何でショウは頭を抱えてるの?」

 お前が話をややこしい方向に持って行ってるからだよ。自分で言うのもなんだけど、俺は友達が多いほうじゃない。手を繋いだり、お菓子を作る相手なんかはやてぐらいで……予想通り高町達も驚いた顔でこっちを見てる。

「どんなお菓子を作ろうか考えてるの?」
「いや……それよりは作るのをやめようかなって考えてる」
「えぇッ!? 作ってくれるって言ったじゃん! 作ってくれないとボク嫌だよ!」

 ジタバタと駄々をこねるレヴィの姿は同い年には見えない。というか、ジタバタするなら手を放してほしい。何でこういうときに限って放さずにするのだろう。やはり俺の関節を外そうとしているのか?

「作る、作るから……少しの間大人しくしてくれ」
「約束……だよ?」
「ああ……」

 レヴィを大人しくすることは出来たが、高町達の対応もしなければならない。正直もう疲れた……さっさと家に帰りたい。

「えっと、この子と手を繋いでる理由だったかな?」
「その……何となく分かったかな」
「そっか……ありがとう」
「えーと、どういたしまして」

 苦笑いを浮かべている高町はどう考えても気を遣ってくれているだろう。何だか申し訳ない。
 なぜ保護者でもない俺がこんな目に遭わなければならないのだろう、とシュテル達がいないか周囲を見渡すと、遠目にだがシュテルらしき人物と目が合った。無表情にしか見えないが、今の俺には彼女がにやりと笑っているように見えた。

「その悪い、俺達も待ち合わせしてるから」
「あっうん……今更だけど明けましておめでとう。今年もよろしくお願いします」
「あぁー、こちらこそよろしく」
「え、えっと……明けましておめでとう。今年もよろしくね」
「ああ……じゃあその急ぐから」
「うん。またね……レヴィも」
「うん、じゃあね高町なにょはにへいと!」
「だからなのはだよ!」
「フェイトだってば……」



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