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後悔先に立たず、後に立つべし
10話
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伸び100cm程のエメラルドグリーンの刀身に変わりました。

「これは、いったい。」
「君がそのフィールドを収束する事が難しいと言っていたのでね。それを何とかしようと思ってね。あの実験のデータを参考にゾル・オリハルコニウムを調査したのだが、ゾル・オリハルコニウム自体は液体状の金属の事だ。そして、有機高分子の結晶核の状態によって様々な金属結晶に変化する性質を持っているのだが、念動力に反応しやすい結晶状態をやっと発見してね。その結晶状態を元に作り出したのがその剣だよ。だが、初めて試したのだが刀身が伸びるとは思わなかったよ。」
「そうですか。試すことは可能ですか。」
「もちろん。準備は出来ているよ。」
「では、実験室に行きます。」
「良いデータが取れるように頑張ってくれ。」
「わかりました。」

 私はこの時のジェイルが凄く良い笑顔である事に気が付きませんでした。

「くくく、さあもう一つの作品も実験しようか。そのために、彼女達に気が付かれないように気を付けたのだからね。なに彼なら大丈夫だよ。頑丈だからね。では、始めようか統率型電脳頭脳シナプス。」

 私は実験室に入り、待っていました。
 そうすると自動ドアが開き、ガジェットが3体入ってきました。
 そのため、念動力を流し、グレーの刀身からエメラルドグリーンの刀身へ変化させる。

「三体のガジェットは君に対して攻撃を行う。それを撃破してくれたまえ。」
「わかりました。」
「では、開始するよ。」

 その言葉と共にガジェットが私に襲い掛かって来る。
 刀身を下段に構え、コードを私に叩き付けてこようとするガジェットの左側をすり抜けすれ違いざまに横に両断する。
 動きの止まった私にすぐに加速したガジェットが体当たりを仕掛けてこようとする。
 そのガジェットに対して突きの体制をとり、突撃してセンサーになっている部分に剣を突き刺す。
 それだけで、動きを止め倒れる。
 そして、最後のガジェットはコードを展開しながら突っ込んできたので、上段に構えて、そのまま近づいて来たところを振り下ろす。
 そうすると、縦に真っ二つに裂けて残骸になりました。

「凄い切れ味でしたよ。鋼鉄が豆腐のように切れましたから。ジェイルにはいい物を作って貰えました。」
「どうかね。何か問題はあるかね。」
「特にありませんよ。」
「そうかね。次に行くとしよう。」
「いえ、十分に試すことが出来たのでもういいでしょう。」
「いいや、これからが本番だよ。次のガジェットを一体出すよ。」
「一体だけですか。」
「そうだよ。」
「何か物凄く嫌な予感がするのですが、やめてもいいでしょうか。」
「くくくくく、駄目だよ。では逝くよ。」

 そう言うと一体のガジェットが入ってきた。
 形は今
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