暁 〜小説投稿サイト〜
少年少女の戦極時代U
オーバーロード編
キカイダーコラボSP編
第37話 SWITCH ON for you
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『社内でのデータ集めでは物足りないんだ。キミを破壊させてもらうよ、キカイダー』

 ジローが浮かべた苦さは、怯えか嫌悪か。
 それを見た光実は、とっさに声を上げていた。

「何者ですか、あなた」

 すると黒い機械人間は笑い声を上げた。

『分からないのも無理はない。私だ。戦極凌馬だよ』
「え!?」
『体はアンドロイドだが、私は「ここ」にいる』

 ここ、とハカイダーは、ガラスケースに入った脳を指した。光実は慄然とした。
 くかかか、とハカイダー――凌馬は、彼らしくない笑い方をした。

『そういえばキミ、前に言ったんだって? 「紘汰さんは僕が守る」って。――守れるかな? キミに』

 言外に、ここでハカイダーを止められなければ、彼は紘汰を襲いに行くと言ったのだ。今、インベスとの戦いで手一杯の紘汰を。

「なめるな!」

 光実は学生鞄を道端に放り投げた。戦極ドライバーを装着し、ブドウの錠前を開錠する。

「変身!」
《 ハイーッ  ブドウアームズ  龍・砲・ハッハッハッ 》

 ブドウの中華鎧が光実を装甲し、龍玄へ変えた。

 龍玄はすぐさまブドウ龍砲をハカイダーに向けて撃った。だが金属を打った音がしただけで、ハカイダーは物ともせずに龍玄に迫ってきた。

『はっ、たっ!』
『ぐぁ!?』

 ハカイダーに数回殴られただけで、龍玄はあっさり地べたに転がされた。

 紘汰や戒斗と異なり、場数を踏んでいない龍玄。弱い自覚はあった。それを差し引いてもハカイダーの強さは上級インベス並みだ。

 龍玄は起き上がらず、龍尾鉄を引いてブドウ龍砲をチャージした。紫のエネルギー球が銃口に集約する。

《 イチ・ジュウ・ヒャク・セン  ブドウチャージ 》
『喰らえ!!』

 かつて龍の息吹とまで称された紫のエネルギー弾がハカイダーを襲った。
 ハカイダーの表皮に傷ついた様子は見られなかった。だが仕留められずとも、煙で視界を奪えたなら十分だ。龍玄は立ち上がり、カッティングブレードを1回落とした。

《 ブドウスカッシュ 》
『はああ!』

 高くジャンプする。龍玄脚にまとうはブドウ状のソニックブーム。この一蹴りで決める!

 蹴りがハカイダーの胸部に到達した。龍玄が勝利を確信した、その時、ハカイダーは龍玄の足を、()()()

『だから、キミじゃ物足りないんだってば』

 ぐり。嫌な音がして、龍玄の足がねじり上げられた。

『あああっ!』

 地面に投げ落とされた龍玄は、歯を食い縛ってハカイダーに捻られた足を抱えた。

(折れてはない、と思う。けど、捻挫くらいは行ったかも)

 倒れ伏し、起き上がれない龍玄。その龍玄に、ジローが駆け寄り膝を
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