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八神 颯介
模擬戦
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八神家の地下にある訓練場で二人の男が立っていた。片方の男は右手には太刀をもち左手には日本刀をもち男の後ろには30を越える数のナイフが浮かんでいた。もう片方の男は漆黒の鎧を装着し白銀の刀を構えている。

颯介「だから!目玉焼きにはソースに決まってんだようが」

陽平「は、笑わせるな目玉焼きには醤油っ言うのが当たり前だろうが」

なんと醜い闘いだろうか。そして両者構える。

颯介「ソース派と醤油派どっちがいいか決着を着けないと行けねえな」

陽平「 望むところだ!」

「・・・・・・(身体は剣で出来ている)」

それは一人の男が歩む事になる生涯。

「・・・・・・(血潮は鉄で心もまた鋼)」

その詠唱を聞いた陽平は颯介に斬りかかるが謎の盾に守られる。

陽平「(これは霧盾、相手の物理的攻撃を無効化する最強の盾」

「・・・・・・(数多の悲劇目の当たりにして も、我が剣は決して折れる事無くこれを全て防 ぎ、ただ一つの悲しみも生み落とす事も無く。 ただ一滴の悲嘆の涙にも暮れさせない)」

例え妄言と罵られようと愚者の夢物語と嘲笑われようとも進むと決めた。

「・・・・・・・(守り手此処にただ一人、始 まりの地にて全てをただ見守り続け道を切り開 く)」

そして、その鋼の意思は彼に一つの奇跡を与えた。

「・・・・・・・(我が理想は仮初、されどそ こに在る想いだけは真実なる我が生涯において 追い求められる意義などこれただ一つ)」

少しずつ、颯介の足元から異変が起きつつあっ た。

纏わり付くような霧が颯介に恐れる様に颯介か ら離れつつある。

「・・・・・・・(全ての始まりにして、全て の終わりを司り、全ての安らぎの地にして全て の終焉の場所を指し示す)」

その隙間を埋める様にかすかな光が大地を照ら す。

そして

「・・・・・・キングダム・オブ・ブレイド(全ての故郷たる剣の王国を守りし王たらん 事のみ)」

陽平「ち、剣の王国か厄介な物を」

颯介「怖いのか」

陽平「怖くねえよ!」

だが内心ではこの世界を恐れていた。
そこには名剣も在ればなまくらもある。

聖剣と崇められる剣もあれば妖刀と忌み嫌われ る刀もある。

全ての剣が平等に当然のように並んでいる。

そう、この地に存在しない剣などそもそも存在 する筈がない。

何故ならば、此処こそあらゆる時空を、平行世 界をも超えて全ての剣が集いし故郷の地。

全ての剣がいかなる名声もいかなる悪名も忘 れ、等しく安らぐ事の許された約束の場所。

それ故に与えられし称号の名は『剣の王国(キ ングダム・オブ・ブレイド)』。

颯介「レーヴァティンよ我元に現れよ」

陽平「(レーヴァティ
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