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妖精の義兄妹の絆
願い事
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ディも眠りについた。








翌日
この日は朝のうちにウェンディがシャルルとエマを連れてナスカの家に行き、シャルルとエマ用の洋服を貰ってきた。
タクヤは四人分の昼食を採りに川へ行ってきた。


「今日も大量大量♪」
タクヤは釣りかごの中に大量の魚を入れ家に帰ってきた。
「あっ、おかえり。」
「ただいまー。見ろウェンディ、今日も大量だ!」
そうやってウェンディに釣りかごの魚を見せつけた。
「もぉ、そんなに釣ってきても食べきれないよ。」
ウェンディは笑いながらタクヤに言った。
「お、俺が食べるっての!」
タクヤはしまった、と言わんばかりの顔でウェンディに言った。
「それより、エマとシャルルは?」
「今奥の部屋で貰ってきた洋服に着替えてるよ。」
「へぇ、どんなの貰ってきたんだ?」
「ふふ、それは見てからのお楽しみです。」
「いいじゃんか、なぁ、教えてくれよ?」
「だーめ。」
「ちぇ。」

ガチャ

奥の部屋からシャルルとエマが出てきた。
「おぉ、似合ってるじゃん。」
シャルルは清潔な白のワンピース、エマはメイド風の衣装だ。
「うん!二人ともよく似合ってるよ。」
タクヤとウェンディがシャルルとエマの洋服を誉めた。
「よし!服も着たしさっそくお前たちに言葉を教えてやるよ。」
「これから必要になるからね。じゃあ、先生よろしく!」
「えへん。じゃあまず、簡単なやつからな。」
それから1時間、タクヤはシャルルとエマに言葉を教えてやった。
シャルルは始めて10分してから読むことができ、基礎的な言葉はすべてマスターした。
エマは時間をかけそれでも1時間以内にマスターした。
「二人ともすげーぞ!」
タクヤはシャルルとエマの頭を撫でた。
エマは笑顔を見せたが、シャルルは相変わらず無表情だ。
「どうしたの?シャルル。」

フルフル

シャルルは首を横に振り、問題ないとウェンディに伝えた。
「?」
「じゃあ、ちょっと遅いけど昼飯にしよーぜ。俺が釣ってきた魚で。」
「はいはい。」
そう言ってウェンディは部屋にある囲炉裏で魚を焼くことにした。
「私…いらない。」
そう言ったのシャルルだった。
「え、いらないって…。」

ガチャ

シャルルはそのままなにも言わずに背中に小さな羽を広げ、家を出ていった。
「待ってよ!シャルル。」
「あ、おい!ウェンディ。」
タクヤはウェンディを呼んだが、シャルルを追ってそのまま出ていってしまった。
「どうしたんだ?シャルルのやつ…。」
タクヤはエマを見たがエマもわからない、と首を横に振った。


「待ってったら、シャルル!」
「ついてこないで。」
「なんで…、キャッ!」
ウェンディは足をつまずきその場に倒れ
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