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貯蔵能力を持つ赤龍帝
匙と義手

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「義手を作ってくれ」

匙に頼まれた。

「まあ、いいが、フックか?ドリルか?ロケットパンチか?バズーカか?」

匙は悩んだ顔をした。

「ドリルにロケットパンチとミサイルを着けることは?」
「愚問だな、できるに決まっているだろ」
「なら、それに仕込み刀を加えてくれ」
「OK、ロマンのわかるやつだ」

フックは脚下された。

「神経繋ぐのは痛いぞ」
「構わねえ」

男のロマンが詰まった義手を匙に着ける。

「ぐ、オオオオ、ってぇ!!」

まあ、そりゃ痛むわな。

「あとは、人工皮膚を被せて完成だ」

痛みで気絶した匙の義手に人工皮膚をつけて完成する。

「パーフェクトだ、一誠!」
「感謝の極み」

いつのまにか起き上がった匙がテンション高く動かして感想を述べた。

「あ、サイコガン忘れた」

匙がorzと落ち込んだ。

「サイコガンは頼まなくてもついている」
「マジかよ!?最高だぜ」

握手した。

「ロケットパンチとミサイルはその辺の鉄とお前の神器の炎が材料だから補給しなくてもいい。さらに、自己修復機能に自己進化機能もつけているから、十年ぐらいはメンテナンスに来なくても大丈夫だ」
「さすが一誠!!」
「指の力は19500kg/cm*2、シュトロハイムの十倍だ」

つまり、シュトロハイムの十倍強い!

「俺、化け物じゃね」
「聖槍のデータを元に、聖槍すら越える聖なる力を放つことができ、自分には被害が及ばないと言う設計、カーズのように腕の横からチェーンソーのように回転する刃物もつけてある」
「悪魔すら越えた!」

鬼畜設計だ。

「自分でもなんでこんな鬼畜設計にしたのかわからん」

ショッカーぐらいの科学力しかないはずなのに。

「ヴリトラの神器との相性もよく、禁手を使えば通常の禁手の5倍の出力になるだろう」
「COOL!!超COOOOOOL!!」

化け物となった匙、木場とギャスパーを相手にしても勝てるだろう。

「早速、会長に見せてくるぜ!」
「力加減を間違えるなよ」

ヤバイな。有里並の戦闘力はあるぞ。

「さて、俺は特訓でもするか」

隠し扉を開けてトレーニングルームへはいる。

数時間後、ボロボロになって一誠が出てきた。
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