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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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最後。じゃあ次のエリアをクリアすれば脱出できるんだね、このスンベルっていうゲームの中から。グロリアが全ての発端だった今回の事件。でも、スバルやティアナ、エリオとキャロから聞いた話から見れば。

(グロリアがアポリュオンの可能性は低い)

はやてちゃん達がお題をしている間、私たちが話していたのはルシル君たちの正体だけじゃない。グロリアの事もだ。スバルとティアナから聞いたのは、傷つけてもいいという許可を貰っていない、守る側。そしてエリオとキャロの話は。人を守るのも仕事、戦闘の意思はない、というもの。
みんなの話を聴き終えたルシル君は、ある可能性が導き出した。グロリアは“アポリュオン”じゃなくて“界律の守護神テスタメント”じゃないかって。知らない名前、姿形。つまり“神意の玉座”に在る本体(ルシル)君と今ここに居る分身体(ルシル)君の繋がりが消えた後に入ってきた新しいメンバー。“守護神テスタメント”も色々とメンバー交代があるみたい。元4th・テスタメントの“終極テルミナス”とかも居たことだし不思議じゃない、らしい。

(ならグロリアの目的は?)

ルシル君は言った。グロリアは私たちを護るために来たんじゃないか、って。“アポリュオン”の誰かがまた来て、それで私たちを狙っていて、それを防ぐために来たのがテスタメント・グロリア。ってことに。でも結局は推測の域で、ルシル君は「頭の片隅にでも置いておいてくれ」ってことで話し合いは終わった。

(でもその推測が正しい気がする。でも、それだったらどうしてシャルちゃんじゃないんだろう・・・?)

話し合いが終わった後、ただその疑問だけが私を悩ませた。

†††Sideなのは⇒フェイト†††

視界が白からクリアになると、そこはもう夕暮れの遊園地じゃなかった。地平線の彼方まで続く平原。朝焼けの空。そして今度のマス目の道は平面じゃなくて空へ向かって螺旋状に伸びてる、まるで天へ駆け昇ぼるための螺旋階段。

「綺麗なところだね・・・」

「うん。なんか自分の存在がちっぽけに思えてくる」

なのはにそう答える。それほどまで綺麗、とても落ち着ける場所だった。みんなもそれぞれ深呼吸したり、朝日に目を細めて眺めたりとしている。私も綺麗な朝焼けの空を眺めていると、「最後のエリアとしては素晴らしい光景だな」とルシルが隣に来て言った。
「うん」と応える。転送する直前に聞こえた、次で最後だ。ま、頑張ってくれ、というプレンセレリウスさんの言葉。正直なところ、“アンスール”のメンバーが全員出てくると思っていたけど。

「ここをクリアすれば現実に帰れるんだね」

「そうだな。本当はシエル達にも逢いたかったが、そう上手くはいかないか」

「シェフィリスさんにも、だよね・・・?」

意図してなのか無
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