暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのいち♪〜
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†††Sideはやて†††

これからすずかちゃんとアリサちゃんに、ルシル君とシャルちゃんの事を話すため、私らはアリサちゃんの家に向かっとる最中。予定やと集合場所は翠屋やけど、すずかちゃん達とするんは魔法関係の話。
魔法を知らん一般の人がおる翠屋やと色々不都合とゆうことになって、アリサちゃんの家に集まることになったんが今朝の7時前、アリサちゃんからの連絡で決まった。私となのはちゃんのうっかりミスが今回の事態を招いたと思うと、やっぱり気が滅入る。

「でもさはやて。これっていい機会だってあたしは思うよ? やっぱさ、アイツ・・・シャルロッテはみんなの心ん中にいたほうがいいと思う。アリサさんやすずかさんにも、あたしとしては憶えてなくてもせめて知っておいてほしい」

「ヴィータ・・・」

「・・・なんて、らしくねぇこと言っちまった。やっぱ今の無し」

ヴィータはすごくええこと言うたのに、恥ずかしがって今の話を撤回するって言いだした。そこにシグナムが「そう思っているのはお前だけではない。私もそうだ」って言って、それはもう優しげな眼差しをヴィータに向けた。

「やめろっ、そんな目で見んなっ」

「ヴィータちゃんはいつまで経ってもテレ屋さんですね〜♪」

「うっせぇよリイン! あ、シャマルもそんな目しやがって!」

「えええっ? 普通にしてたのに怒られたっ!?」

「姉御、諦めて素直になれって。シャルさんの事大好きだったんだろ?」

「ち、違っ、バカそうじゃねぇよっ! やっぱ友達としてだな・・・!」

「だからそういう意味での、好き、なんだろう? なぁ、アギト?」

「おうよっ。姉御は一体何を勘違いしたんだ?」

シグナムとアギトのやり取りに、ヴィータが今まで見せたこと無いくらいに顔が真っ赤になった。ヴィータはアギトの“好き”ってゆう単語にどんな意味を持たせたんやろうな〜♪ 俯いて肩を震わすヴィータ。ちょっ、アカンよヴィータ。こんな朝っぱらから叫ん――

「〜〜〜〜っ! 敵だっ! お前ら全員あたしの敵だっ、バカヤローーーーッ!!」

「む? 何故話に絡んでいない私まで敵なんだ?」

だら〜〜〜〜・・・。思い空しくヴィータは絶叫。リエイスはリエイスでいきなりのヴィータからの敵対宣告で困惑。
日曜の朝。時刻は午前8時過ぎ。せっかくの休日、朝寝坊をしたいとか思っとるかもしれん人が少なからずおるはずの住宅街。その住宅街の中心で怒りを叫ぶヴィータ。私らはそこから逃げるようにして全力ダッシュ、ええタイミングで停留所に停まったバスに乗る。

「「「ヴィータ・・・」」」「「ヴィータちゃん・・・」」「姉御・・・」

「わ、わりぃ・・・。で、でもお前らだって悪いんだからなっ」

まぁそんなこんなで、なんとか運
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