暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜喫茶翠屋の喜劇編〜
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て妙な汗をかいてる。兵どもが夢の跡、ならぬ親バカシスコン共が夢の跡、だ。

「ぅく、な、なのはっ、ヴィヴィオに彼氏が出来て、そして結婚するとか言い出したら君も反対だろう!?」

「ええええ!? ここで私を無理矢理参加させるって、ルシル君は鬼なの!?」

ルシル君が即復活して、私に話を振ってきた。どうしたものかとルシル君の暴走に心底困惑してるヴィヴィオを見ながら、ヴィヴィオがもっと大きくなった姿を幻視。そして家に男の子を連れてきて恋人宣言、そして将来の結婚の・・・。

――なのはママ。わたし、この人と結婚したいです――

もしそう言われたら私は・・・・うん。

「私は応援するよ。娘の事が本当に可愛いからこそ祝福する」

「「え〜〜〜〜〜」」

ルシル君とお兄ちゃんの残念そうな声がシンクロ。私の意見が信じられないと言った風の二人に、「娘離れが出来ないのは男親だけだよきっと」って言う。そこに、

「ルシル君、恭也さん、私も解るよっ!」

「はやて!?」「「はやてちゃん!?」」「「主はやて!?」」「マイスター!?」

本来私たち女子派であるべきはやてちゃんの突然の裏切り。

「やっぱり嫌や。大好きな家族が、娘が誰かと一緒になるんはっ!」

「ほら見ろっ、なのはっ。女親でもあるはやてが私たちと同意見だぞっ」

「なんでそんなに嬉しそうかなぁ?」

もうルシル君は哀れを通り越して残念な人になってます。はやてちゃんもはやてちゃんで握り拳で力説してるし。ねぇ、見てよはやてちゃん。はやてちゃんの娘たちが目を点にしてるよ?

「そやからルシル君っ。リエイスは渡さへんよっ!」

「そこでどうしてリエイスが出てくるんだ?」

ルシル君が訊き返すと、はやてちゃんの顔から表情が消えた。かなり怖い。はやてちゃんは「ルシル君のアホぉぉぉーーーーッッ!」と叫んで、

――シュヴァルツェ・ヴィルクング(仮)――

「おぐっ!?」

魔力を纏わせた鉄拳をルシル君の鳩尾に叩きこんだ。それからしばらくルシル君は起きなかった。






†?―?―?↓????↓?―?―?†



ルシル
「いっその事、私を殺してくれぇぇぇぇぇーーーーッ!」

ルーテシア
「はい、初っ端から絶叫してるルシルさんだけど、気にしないでね。でも・・・うんうん、そう叫んでしまいたいのも解らないでもないよ」

ルシル
「今回の私はどうかしていたんだっ! アレは私じゃない! 私の偽者に違いない!」

ルーテシア
「はいはい。現実をしっかりと受け止めないと、もっと残念なことになりますよ?」

ルシル
「くっそっ、恥ずかしすぎる・・・! ここまで暴走したこと、そうそう無いのに・・・」

ルーテシア

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