暁 〜小説投稿サイト〜
転生者物語 in ハイスクールD×D
第一章・その名は邪王真眼 小鳥遊六花(高校一年間)
第四話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
あの後、小鳥遊家ではガス爆発事故があった事にされ、それが原因で小鳥遊父は死亡、小鳥遊母は重症という事にされた。その後、小鳥遊父が持っていたツテで裏の事情に詳しい葬儀屋により葬式が行われた。その後、小鳥遊家は建て直され、玄達は小鳥遊姉妹と共に暮らす事となった。
それから数年後、小鳥遊家の次女・六花が高校生になった。

「それじゃあ、行って来る。」

「はい。いってらっしゃい。」

小鳥遊家の玄関で小鳥遊母が“三人”を見送る。一人は言わずもがな六花だ。そして、残りはメイと玄である。メイは六花と同じ制服(“中二病でも恋がしたい!”の原作で六花が通っていた高校と同じもの)を着ているが、玄はこの世界の物語の主な舞台である駒王学園の制服を着ていた。
一応、もう一度言っておくが、玄達の本来の目的はこの世界にやって来た悪質な転成者を退治もしくは改心させる事である。転成者は大抵物語の主な舞台にやって来るので、そこに居た方が対応しやすいのだ。
一方、メイは六花の親友兼護衛である。確かに、彼らの本来の役目は悪質な転成者への対応だが、だからと言って住まわせてもらっている小鳥遊家に何もしないと言う訳にはいかない。一応、六花と十花は玄達の手によって自衛出来る程に訓練がされているのだが、六花の方は何故か堕天使としての光の力を操るのが苦手なので、ここ数年ですっかり親友となったメイが護衛と武器を兼ねて一緒に行動する事になったのだ。
因みに、小鳥遊母の怪我はすっかり治り、今ではもう働いている。だが、また狙われる可能性もあるため、通勤と帰りにはNダガーが影から護衛している。
十花の方は六花とは違い、堕天使としての光の力を使いこなせているので、護衛を必要としていない。また、彼女は現在この街にある有名レストランでコックとして働いていたりする。
一方、ボリスは物語の主な舞台である駒王町でパトカーの姿でパトロール。Nダガーは小鳥遊母が仕事中の間は色々な勢力に対する諜報活動。そして、ACトレインは彼にとって予想外な役目を与えられていた。その話はまた後ほどするとしよう。




さて、家を出た六花達はまず駅に向かった。駒王学園も六花とメイが通う高校もそこそこ離れた場所にあるので、彼らは電車通学なのである。
三人が待っていると、列車がホームに入って来た。それは銀色の車体に天井付近と真ん中に緑色のラインが入っている車両だった。三人がそれに乗り込むと、発車ベルが鳴り、列車は発車した。
走っている途中、列車…ACトレインはこっそり目の部分だけを展開しながら呟いた。

「まさか、私が営業運転をする事になるとは・・・」

何故、試験車両である彼が営業運転をしているのか。この事を説明するには少し時を遡らなければならない。



あれは、六花達三人の高校受験の合格発表直
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ