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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
22 秋から冬へ
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「くっそ....あぁ....」
「動かないでください。もうじき終わります」

安食はデンサンシティのホテルの部屋でうつ伏せの状態で苦しんでいた。
数時間前にようやくホテルに戻ることが出来た。
ブライノイズへと変貌したスターダストによって受けたダメージで腹部は裂け、なんとか止血まではしたが、それ以上の事が出来ないまま、プライムタウンを抜け出せたのは奇跡にも等しい。
自室でようやく消毒や傷口を縫うなどのまともな治療を受けていた。

「あぁ...ありがとう。だいぶ良くなった」
「そうですか。でも正直、あなたがここまでやられるとなると...いったいスターダスト・ロックマン...例のロキの子の1人ですが...何者でしょう?」

短めの髪にスーツ姿のValkyrieの女性は針とピンセット、ガーゼなどを片付けながら恐れを抱いていた。
安食の実力はValkyrieで知らない者はいない。
そんな安食にこれだけのダメージを与えられるということは、スターダストがどれだけ恐ろしい電波人間であるかを物語っているようなものだった。

「それは恐らくディーラーでも把握できていない、そして彼自身も把握できてないだろう。だが私の推測が正しければ...多分、アイツと同じかそれに近い存在である可能性が高い。ムーの力への適合能力が高い体質ということだろう」
「アイツ...ですか?よろしいのですか?アイツは勝手に計画を変更して明日行動を起こすつもりです。それもディーラーの例のデータを奪うつもりだと」
「構わない。アイツの計画がうまくいけばディーラーにはかなりのダメージを与えられる。一見、おちゃらけてるが、天才だ。多分、そこもスターダストとほぼ同じ思考回路だろう」
「似た者同士?ということですか?」
「あぁ、そして私自身も彼と似ている。昨日の調査結果を見て唖然としたよ」

安食はそう言って深呼吸をした後、彼女に声を掛けた。

「だがアイツを100%信用するわけにもいかない。高垣美緒に指揮をさせろ」
「了解しました。そう伝えます」

そして安食は一人きりになり、再び彩斗の資料を見始めた。
自分との共通点の多さ、そして性格こそ違うが思考パターンなどは比較的似ていると感じていた。

「落ち着け....仮にそうだとしても、奴はエンドレス・ナイトメアを食らったんだ。もう現れない」

安食は少し頭を回転させただけで、自分がValkyrieと敵対する立場ならどう動くかを考える。
すると幾つかの行動が思い浮かんだが、彩斗は既に行動不可能だと決め、自分を安心させた。























午後3時、WAXAニホン支部の管制室のドアが開いた。

「スマンな、リサ、マヤ」
「いえ、大
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