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真・恋姫無双〜徐晃の道〜
プロローグ
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ットの矢印が示す先には、『身体能力強化』とある。

「はい、おめでとうございます!当たりです」

当たりだと?

じゃあ、ハズレもあるのか?

今ならルーレットが止まってるから見える。

『死亡フラグ満載人生』、『短命の人生』、『モブ中のモブ人生』などなど……。

落差がでかい!!

「では、続いて行ってみましょう」
「もう1回?」
「もう1回です。では、回転」

再びルーレットが回り始める。

ハズレは本当に勘弁願いたい。

ハズレじゃなかったら、何でもいい。

「……ストップ」

高速で回っていたルーレットが、ゆっくりと回転を止めていく。

俺は両手を組み、祈り続ける。

「あらあら、大当たりです」

大当たり?

逆に不安だ。

止まったルーレットへと目を移すと、示す先には『才能・カリスマ性獲得』とある。

カリスマはともかく、才能って何の?

「特典も決まったので、ではいってらっしゃい」
「いや、まだどこに転生するのか聞いてな……」

最後まで言えることなく、再び俺の意識は途切れた。


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