暁 〜小説投稿サイト〜
オズのモジャボロ
第一幕その三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「中華料理よ」
「僕の国のですね」
「そうなの、色々なお料理を作ってね」
「中華料理は種類も食材も多いですからね」
 神宝はしみじみとしたお顔で応えました。
「それでなんですね」
「そうなの、広東料理よ」
「そうそう、広東料理が一番使う食材が多くて」
「美味しいわよね」
「僕は一番好きですね」
 その中華料理の中でもだというのです。
「海の幸も使いますし」
「そうよね。点心や麺類を一杯作ってるから」
「それをですね」
「皆で食べましょう」
「そこにモジャボロさんも来られますか?」
 ナターシャが自分達と一緒に行くモジャボロのことを尋ねました。
「あの人も」
「ええ、来てくれるわよ」
 オズマがナターシャに答えました。
「あの人もね」
「そうですか、それは何よりです」
 モジャボロも昼食に出席すると聞いてです、笑顔になって言うナターシャでした。
「私あの人大好きですから」
「私も。実は」
「僕もあの人好きだよ」
「大好きだよ」
「勿論僕もね」
 恵梨香だけでなく男の子三人もです、モジャボロは大好きでした。
「とてもいい人だからね」
「何かずっと一緒にいたくなって」
「仲良くしたくなるんだよね」
「確かモジャボロさんは」
 男の子三人に続いてです、恵梨香がどうして皆モジャボロが大好きなのかを言うのでした。それはどうしてかといいますと。
「愛の磁石を持っておられて」
「ええ、ラブ=マグネットね」 
 その力のお陰でだとです、ドロシーが恵梨香に答えます。
「あの石の力でなのよ」
「皆モジャボロさんが大好きなんですね」
「ただね。あの人はね」
「モジャボロさんは?」
「心の中にも愛の磁石を持っているのよ」
 ここでこうお話するドロシーでした。
「だからなのよ」
「皆あの人が好きなんですね」
「そうなの、あの人は元々あの石がなくても皆に好かれるのよ」
「そういえばとてもいい人ですね」
「オズの国の中でもね」
 モジャボロがどういった人なのか、もう恵梨香達もよく知っています。最初にあの人に会った時からです。
「とりわけね」
「だからですね」
「そう、皆モジャボロが大好きなのよ」
「そうなんですね」
「あの人は石を二つ持っているのよ」
 その愛の磁石をだというのです。
「だから余計に皆から好かれるのよ」
「それで皆、私達もあの人が大好きなんですね」
「人は外見じゃないのよ」
 オズマが言うことはこのことでした。
「心なのよ」
「それですね」
「そう、だから皆モジャボロを好きになるのよ」
「それでそのモジャボロさんは今どちらですか?」
 恵梨香はオズマ達のかr絵が今何処にいるのかということも尋ねました。
「お昼御飯に来られるにしても」
「今はお風呂
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ