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覇王と修羅王
合宿編
十四話
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るかは分からない。
 それにアインハルトの存在も気になる。彼女という感じでは無いが、アレクと距離感が近い気もする。アインハルトとも仲良くしたいと言っていたので、この先拗れて泣くような事に成らなければいいが。
 単になのはが先走っているだけだが、ちょっとだけ心配だった。

「なのははヴィヴィオのお付き合いに反対?」
「そうじゃないけど……」

 先走り過ぎているフェイトの言葉に、なのははやんわりと否定する。今の所はヴィヴィオが誰を好きに成ろうと、苦言する気は無い。
 それに、ヴィヴィオは自分のやりたい事を模索中でもあるので、下手な介入は成長の妨げに成ると思っているので、今は見守る事を第一としている。尤も、あまり問題があるようならその限りでは無いが。
 だが、ヴィヴィオと付き合うにあたって条件が何も無い訳でもない。

「でも、ヴィヴィオを守れるくらいは強くないと認められない……かも」
「じゃあ、明日は楽しみだ」
「ふふ、そうだね」

 ゴシップネタで盛り上がる主婦のようだが、そのうち射撃、所により雷のち砲撃が降るかもしれない内容である。今の所はかなり低確率なので、十分に回避できるだろう。見方を変えれば、オーバーSランク魔導師が納得できる程度(?)なので、いけるかもしれないが。
 なんにせよ、それ程に一人娘が可愛いのだろう。

 ちなみに、お前等の相手は? という質問をする者はこの場どころか仲間内にも居ないので、自分達に目が行く事は全く無い上に、この先も無い……だろう。



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