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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『名前を呼んで』
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一夜が明け、

「さて……みんな準備はいいか?」

俺は全員に準備は出来ているのかを確認する。

「大丈夫なの!」

手を挙げ返事をするなのは。

「うん 大丈夫だよ」

それに追従するように返事を返すフェイト。

「私達も大丈夫よ」

「大丈夫だよ〜」

同じく返事を返すプレシアとアリシアの二人。

「あぁ 大丈夫だよ」

アルフも返事を返す。

「みなさん準備はよろしいみたいですね」

千歳が点呼をとり、

「じゃあ 全員俺について来てくれ……」

俺は全員を本来は物置として使っている部屋へ案内し、

「なんだい? ただの物置部屋じゃないか?」

呆れたようにアルフが言うが、

「まぁ お楽しみはここからだ……」

俺は中央に安置された布が被せられた大きな置物のようなものの布を引っ張る。

ー取ー

布は音を立てて、

ー落ー

床に落ちる。

すると姿を現した物は……、

大きな丸いガラスの中に模型のような物が入った物だった。

「なに? コレ? 大きな丸いガラスの中に入っているのは模型? でも……コレからは魔力を感じる……という事はもしかして魔法具?」

プレシアが興味深くソレを調べようとする。

「ねぇ 零……コレなんなの?」

フェイトが現れた物体が何なのかを零に質問する。

「まぁ すぐわかるさ」


零ははぐらかすように言い、

「とりあえず……プレシア……帰って来〜い」

学者気質故にソレを調べようとしているプレシアの肩を叩き思考をコチラへと呼び戻す。

「ハッ!?」

急に肩を叩かれたためか正気に戻るプレシア。

「とりあえずみんなこの物体に触れてくれ」

俺は全員に丸い球体部分に触れるように言い、

「行くぞ『転送』」

俺がそう言った次の瞬間、

ー現ー

全員の足元に魔方陣が現れ全員を包む。

「えっ!? なんなの!?」

ー光ー

そして魔方陣が発光し全員を包む。

「さぁ みんな目を開けてごらん」

「うぅ……」


全員の目に最初に映った光景は、

先ほどの薄暗い物置部屋ではなく……、

「えっ? ウソ……お外?」

上には蒼い空が広がり周囲には白い巨大な建物がひろがる世界だった。

「なによコレ……あり得ないでしょ?」

プレシアがありえないという顔をしながら言葉を言い放つ。

「とりあえず全員俺と千歳の後について来てくれ」

俺と千歳は先頭に立ち全員を案内するべく歩きだす。

「零君待って!」

「零待って!」

慌てて後を追うなのはとフェイト。

「フェイト! 待っておくれよ〜」


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