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ポケモン 一人の少年と一人の少女の物語
第一部 出会い
1話 トレーナーデビュー
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俺は今、アララギ研究所の前にいた
初めてポケモンを手にするのだ・・・・
緊張して、手が震えているが深呼吸をし、扉を開ける

「こんにちわ〜」

しばらくしても、アララギ博士は出てこない
俺はもう一度声を出すべく息を吸ったが

「あれ?ユウヤ?」

と言う声で咳き込んでしまった

「だ、大丈夫?」

「ベル〜!いきなり話しかけるなよ」

「ご、ごめん!」

俺に話しかけてきたのはベル
この研究所でアララギ博士の助手をしている

「ところで、博士は?」

「それがね、なんか用事が出来たとか言ってさっき出て行ったんだよ」

「そ、そんなぁ・・・・俺のポケモン・・・・」

ベルの言葉に肩を落とした

「だ、大丈夫!ユウヤにはちゃんと渡しておいてって言われてたから。ついてきて」

再び発せられた言葉に俺は目を輝かせた
ベルについていくと、三匹のポケモンがいた
水ポケモンのミジュマル、草タイプのツタージャ、炎タイプのポカブ

「好きな子を選んでね」

ベルにそう言われたが俺は聞いてなどいなかった

「おお!本物はやっぱりちがうなぁ・・・・・」

「ユウヤ?聞いてる?」

「うむむ・・・・迷うなぁ・・・・・」

「うわあ、絶対聞いてないよ・・・・」

「よし、決めた!俺はツタージャにするぜ!」

「うん。オッケー!じゃあ、これがモンスターボールで図鑑ね」

ベルはモンスターボールとポケモン図鑑をくれた
俺は渡された物をじっと見る

「これが・・・・ポケモン図鑑なのかあ!」

「へ?」

ベルは変な声を出すが俺は興奮のあまり気にしてなどいなかった

「やっぱ、本物はすげえ!」

「そ、そうだね・・・・・(私はこんなに興奮しなかったなあ・・・・)」

「よし、お前に名前をつけなくちゃな・・・・」

俺は数分間悩み続けた

「そうだ!ロン、ロンでどうだ!」

ベルはその名前を聞いて

「うん。いいと思うよ」

ツタージャはうれしそうにツタを伸ばしてきた

「おお!よろしくな!ロン!」

俺はツタを持って握手?をした
こうして、俺とロンはパートナーになった

 *

「う〜ん・・・・さっきから野生のポケモンが出てこないんだけど・・・・」

「タジャ」

「ロンもそう思うよな」

俺達は今、ポケモンをゲットするために草むらを捜索中だ
だが、さっきからぜんぜん出てこない

「仕方ないか・・・・・ロン、次の町に行こう」

俺はロンに声をかけ歩き出す
しばらくするとトレーナーがいた

「せっかくだから、バトルしようぜ!」

「タジャ!」

ロンもやる気だ

「おい!お前!俺とバトルし
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