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ポケモン 一人の少年と一人の少女の物語
プロローグ

[1]後書き [2]次話
俺はユウヤ。今年で十歳になり、ポケモンをもらえる事になった
俺が住んでいる場所はカノコタウンという場所
この場所にはアララギ博士の研究所がある
そこで、俺はポケモントレーナーデビューを果たすのだ

「ユウヤ!早くしないとポケモン貰えないわよ!」

母さんの呼ぶ声がする
ふと、時計を見ると十三時五十八分
約束の時間は十四時だったから・・・・・・っげ!あと二分じゃねえか!
家が近いとはいえ、さすがにこれはまずい・・・・・

「遅刻だ〜!」

俺は急いで階段を下りる

「行って来ます!」

「ユウヤ!荷物は?」

「持ったよ!」

「本当に大丈夫なんでしょうね?」

母さんのしつこい質問にだんだんとイライラしてきたので

「大丈夫だって言ってるだろ!?」

俺の怒鳴り声に母さんは

「そっか・・・・気をつけていってきなよ」

とだけ言った
俺はその言葉に

「ああ!絶対、チャンピオンになって帰ってくる!」

とだけ言って家を飛び出し、研究所へ向かった

「さて、ここからは俺の旅。俺は強くなる!」

  *

私は少年が家を飛び出してアララギ博士の研究所に向かっている様子を丘の上から見ていた

「新人さんかあ・・・・・私、彼はいずれ大きな力を手に入れると思う」

私はそばにいるポケモンに話しかけた

『それはどういうことです?』

ポケモンは私に質問をする

「いずれ、あなたにも分かるよ―――いずれ、どこかで会いましょう。行こうか」

私はポケモンの背に乗って大空に舞い上がる

「ベストウィッシュ。あなたがいい旅をすることができますように」

『何を願ったんです?』

ポケモンは不思議そうな顔をした

「ふふ・・・・内緒」

私は笑いながら答え、カノコタウンを後にする


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