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そらのおとしもの〜それぞれの思い
ぷろろーぐ
智樹とそらのおとしもの
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った。

「何、これ?」

 下りてきた智樹の言葉に恭夜はニヤニヤしながらこう呟く

「ペットに繋ぐ鎖みたいだな。トモ坊にそんな趣味があったなんて知らなかったぜ」
「ちょ、恭兄誤解だって!!な?」

 智樹が彼女にそう振ると、彼女はそれに答えるようにこう述べた

「初めまして。私は愛玩用エンジェロイド、タイプアルファー、イカロス」

 彼女……イカロスと名乗った少女の首輪の鎖が静かに揺れる

「貴方が楽しめる事をなんなりとご命令ください……マイマスター」

 それを聞いた恭夜は顔をしかめる

「おい、トモ坊。流石にそれは………いや、なんとも言わないけどよ」
「あ、あの。なんで距離をとっているんですか恭兄?」
「俺も最初は冗談のつもりだったんだが、まさか本当だったとは……」
「い、いや。だから」

 智樹は必死に少ない語彙を探しながら誤解を解こうとしていた。が、その必要は無かったようだ

「まあ、冗談だ。それより、そこの彼女、早くお前の家に連れてくぞトモ坊」
「え、あ、ああ」
「と言う事だ。よかったなイカロス」

 その言葉に、彼女……イカロスは頷いた

 こうして、少年の空から落ちてきた未確認生物との暮らしは始まるのだった
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