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転生者物語 in ハイスクールD×D
序章・舞い降りた戦士達
第一話
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巨大な四角い物体があった。おそらく、それが堕天使二人を突き飛ばしたのだろう。突き飛ばされた堕天使二人は塀に衝突し、その瓦礫に埋れていた。
やがて、月明かりがその物体を照らし姿が明らかになる。

「は?」

それを見た私はつい間の抜けた声を出してしまう。その物体の正体はなんと、電車だったからだ。月明かりを反射する銀色の車体に天井付近と真ん中に緑色のラインが入っている。

『皆様、ご乗車ありがとうございました。終点、ハイスクールD×Dの世界でございます。お降りの際は忘れ物にご注意下さい。また、ホームがございませんので、足元にご注意下さい。』

私が惚けていると、車掌のアナウンスと共に電車の扉が開いた。

「やっと着いたか。」

「随分長くゲートの中を走っていた気がするのう。」

「手遅れになっていなければいいが。」

「と言うか、ここは何処だ?」

そして、そこから銀髪赤目の女、大柄な男、三頭身のロボット、そして巨大なロボットが出て来た。




《三人称Side》

ACトレインは無事ゲートをくぐり抜け停車した。そして、乗っていた四人を降ろす。

「やっと着いたか。」

「随分長くゲートの中を走っていた気がするのう。」

「手遅れになっていなければいいが。」

「と言うか、ここは何処だ?」

TF神の作り出したゲートは目的地に直結していたのでは無く、長いトンネルとなっていた。これも、この世界が本来彼の物では無い事による物らしい。

「ヒカリアンチェンジ!」

全員が降りたのを確認し、ACトレインはヒカリアンへ変形する。

「ん?あれは?」

その時、メイが六花を抱きしめる十花に気付いた。

「もしかして、あの二人のどちらかが転生者か?」

そう、メイが言った時だった。

「大変だ!人が倒れているぞ!!」

「こっちもじゃ!!」

Nダガーと玄が叫んだ。二人はそれぞれ倒れている人物…十花と六花の母親と父親に駆け寄った。

「まだ息はある。そっちは!」

「ダメじゃ。この人はもう・・・」

二人が確認すると、母親は危険な状態なもののまだ生きていたが、父親の方はもう手遅れであった。

「一体、誰がこんな事を・・・」

そう、ボリスが言った時だった。

「貴様らあ!!!」

先程、ACトレインに吹っ飛ばされた堕天使二人が瓦礫の中から飛び上がった。

「よくも我らの邪魔をしてくれたな。」

「訳の分からん連中だが、生かしては帰さん。」

そして、光の槍を五人に向かって構えた。

「お前達か!こんな事をしたのは!!」

ACトレインが堕天使二人に向かって叫んだ。

「その通りだ。」

「見られたからには貴様らに
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