暁 〜小説投稿サイト〜
転生したら主人公って…
ストレスと癒しは表裏一体
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
どうも、高町なのはです。

胃が痛いです。ノア化してほぼ不老不死を手に入れて、大魔王バーンのスペックで元々病気や怪我とはほぼ無縁の筈の胃が痛いです。キリキリと痛みが来ます。

理由は簡単です。まぁ、王道系の転生者共の言い争いでストレスがマッハです。これにより私のオリハルコンよりも硬い(推定)胃がダメージを受けてます。

これはある意味で凄いことです。私の夢の中でしか私にはダメージが入らない筈なのに痛みを与える(それはオリハルコンよりも硬い胃)、よもや私が精神攻撃を食らうとは王道系転生者侮り難し。

でも、大丈夫です私には心強い味方胃薬があります。まぁ、気休めにもなりませんでしたけど…

「…のは、なのは!」

「わっ、どうしたのアリサちゃん」

ビックリしました。突然アリサちゃんが大声を出しました。

「あいつらが行ったら教えてって言ったのはなのはじゃない!それなのに全然聞こえてないし…」

「あはは…、ごめんごめん少し考え事をしててね」

「ごめんじゃない!これで何回目!あいつらの事が嫌なのはわかるけど、嫌ならもう少し手伝ってくれてもいいんじゃない?」

流石アリサちゃん、痛いところを突かれました。しかし、私にはこれを回避する一手があるのです。

コト

「ん?なのはちゃんこれなに?」

「すずかちゃん、これは胃薬だよ」

「いぐすり?」

「なのは、あんたまさか」

「なのは…それ、前家のおばあちゃんが飲んでた」

そう、私のストレスの度合いを知ってもらう事こそが私の一手。てか、杏子ちゃん家のおばあちゃんと同じ種類なことにビックリだよ

「杏子ちゃんは置いといて。そう、もう近くにいるだけで胃がストレスでキリキリと痛むんだ」

「あー、何と無くわかるわ。でも、そのくらい」

コト

ん、あれー、アリサちゃんそれはまさか

「頭痛薬?」

「そう、私もストレスで頭痛持ちになって何時も持ち歩いてるのよ。でも、ストレスが溜まる原因なんてあいつら以外思いつかないわ」

「あっ、やっぱり二人ともそうなんだね」

コト

すずかちゃんも?

「って、それ睡眠薬」

「うん、ストレスで睡眠障害になっちゃってね」

「やっぱり、あいつらの?」

「そうだね、あの人たちに対するストレスだね」

あー、私だけじゃないんですか。これじゃあ逃げの一手がダメじゃないですか。

「あれ?皆そんなの持ってるの?杏子さんそんなの持ってないんですけど」

「いや、あんたが持ってるとは元から考えてないから杏子」

「うん、ストレスとか少なそうだもんね」

「いやいや、ストレスって概念が無いんじゃないかな杏子ちゃんには」

三人の合わせ技を食らった
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ