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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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魔道世界アースガルド。
それは、人間の住まう“表層世界”という単一次元の中心に位置すると言われている“氷零世界ニヴルヘイム”、“煉生世界ムスペルヘイム”に並ぶ三大原初世界、そのリーダー格。

“アースガルド”は唯一の大陸、“聖域イザヴェル”以外がすべて海となっている世界だ。
ならば“アースガルド”に住まう人間はその1つしかない“イザヴェル”にだけ住んでいるのか?
答えはNo、それは違う。“イザヴェル”に人間は誰一人として住んでいない。なら無人世界か?それも違う。“アースガルド”の人間が住んでいるのは、遥かなる空に浮遊している4つの大陸だ。
“イザヴェル”よりそびえ立つ“支柱塔ユグドラシル”。全高2万mという超が幾つも付く高層建築物、“支柱塔ユグドラシル”の半ば辺りを囲むように四大陸がして浮いている。

四つの王族がそれぞれ四大陸を治めている。
“アースガルド”最初の王にして、“魔術”と呼ばれる能力を生み出した【原初王オーディン】の末裔である“神聖なるものセインテスト王家”の治める“グラズヘイム”。
“清廉なるものレアーナ王族”の治める“ヴィーズブラーイン”。
“境界なるものグローリス王家”の治める“アンドラング”。
“絶対なるものクルセイド王家”の治める“ギムレー”の四大浮遊大陸がある。

その内のひとつ、“グラズヘイム”大陸の中央には途轍もなく巨大な宮殿がある。その名を“ヴァルハラ宮殿”。1つの町がすっぽり入るくらいの大きさだ。元々はセインテスト王家が住まう宮殿だったが、今は大陸と同じ名を冠する“グラズヘイム城”に移っている。


今回の話は、1000年と続いている“大戦”が終結する前のお話。
大戦を終結させるための、同盟世界の王族(生まれつき魔力量が半端じゃない)のみで構成された少数精鋭部隊“アンスール”が設立され、大戦に参戦する半年前のお話。
舞台は“ヴァルハラ宮殿”。セインテスト王家の代わりにその宮殿に住まうことになった住民たちのお話となる。



――セインテスト王領グラズヘイム大陸・ヴァルハラ宮殿

広大な宮殿内に何千と在る部屋。ここはその中でも会議室としての色合いが強い豪華絢爛な大部屋。窓と天井は全てステンドグラスのとなっているため、差し込む日差しの色は様々で、室内を幻想的にしていた。
その部屋には幾つもの人影が集まっている。部屋の中央、巨大な円卓に座する人影は、セインテスト王家の代わりにここ“ヴァルハラ宮殿”に住む事になった者たちだ。そんな彼らはこう呼ばれている。完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”と。

“ヴァルキリー”は完全自律稼働人型魔道兵器と云われる通り人間ではない。外見はどこからどう見ても人間だが、実際は魔術などの技術によって創り出された人工的な存在だ。
そんな彼
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