転生後の経過……です。
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私が転生してから11年。あっという間ですね。今現在はある原作登場人物の[姉]のポジションにいます。その人物とは……
「春奈。ぼーとしてないで野菜切ってくれよ。」
「ごめんごめん。一夏みたいに剣道習ってたら包丁をうまく使えるのかなぁ?」
「それはものすごく関係がない気がするんだけど?もう一回初めてみる?」
「いや、それは遠慮するよ。千冬姉今日も遅いのかな?」
その話題を降らないで欲しいな……はい。今の私は織斑一夏の双子の姉。織斑春奈として生きています。
まぁ、赤ん坊からのリスタート。でも精神年齢は20歳超。かなり落ち着いた赤ん坊でした。
原作は一応読んでいましたけれど1巻途中までですから……知識に関してはなんと心許ないですね。
この世界の千冬さんこと千冬姉は……家事をすると物が壊れます。
一生懸命貯めた小遣いで買ってきた家庭用ゲーム機が2日もしないうちにスクラップに変わったあの出来事は今も忘れることができませんね。
最強の姉は包丁を持てばまな板までさっくり逝っちゃうと言う様はまるっきりダメですね。だから、千冬姉は家事禁止にしてます。
ですので私と一夏の家事スキルはそのパワーインフレによって格段に上がるわけで……はぁ。
何かいろんなこともあったかな……ISが発表されてすぐに起こった白騎士事件とかまだ目新しい話題ですね。
あとは……ISの公式的な世界大会のモンド・グロッソで千冬姉が優勝したことも記憶に新しいです。
あとは、箒ちゃんとの出会いかな?
千冬姉に連れられていった篠ノ之道場にて出会ったんだよね。剣道は最初はやってたけど挫折というか、えっと……うん。折れました。
ただ、一夏は剣道を気に入ったようで通いつめてますね。今現在もですが。
弟のそういった精神は普通に尊敬します。なんというか、姉としても、同じ人としてもちょっと羨ましいと思いますね。
そんな一夏に淡い恋心を抱いている様子の箒ちゃんですが、肝心の一夏は……原作同様で物凄い鈍感です。ダメだこいつ何とかしねーと―――というくらいの唐変木ぶりです。
「春奈。私はどうすればいいのだ!?」
「ちょ、箒ちゃん。首締まって……!?―――キュウ……」
こんな出来事もありましたねー……命が幾つあっても足りませんがな。人生はコンティニューが効かないんですよ!?
まぁ、転生者の私の言えた道理ではありませんが。
それ以上の衝撃といえば……織斑家に両親がいない理由ですね。まさか捨てられてしまったとは……姉弟の過去は1巻になかったので結構焦りました。
今の今まで千冬姉が養ってくれたぶん。姉妹孝行で何とかしますかね。
●
○
それから1年と数ヶ月後。第2回モンド・グロッソ
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