暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep29それは少し前の出来事〜Return〜
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§ナカジマファミリーとお母さん§

†††Sideギンガ†††

「なぁギンガ。お前、クイントがもし俺たちのところに出たら、どうする?」

この108部隊の部隊長であり私の父である、ゲンヤ・ナカジマ三佐からの問い。いま淹れてきた湯呑を父さんの座るデスクの上に置いたまま手を止める。
私の母さんであり、父の妻であるクイントが、反時空管理局組織“テスタメント”の幹部の1人として存在している。スバルからのメールで、母さんに関する情報をもらっている。もちろん八神二佐からの許可もある。
そしてよく相談されるようになった。母さんと戦うべきかどうか、とか。あの子はすごく迷っていた。当然かもしれない。だけど今は乗り越えてくれたみたいで、少し安心している。

「私は、戦います。理由はどうであれ、母さんたちのやっていることは管理局員として見過ごせません」

スバルに言ったことをもう1度口にする。管理局こそが絶対の正義なんて言わない。でも“テスタメント”も正義じゃない。人はそれぞれ違う正義を持っている。そう、絶対唯一の正義なんてものは無いんだから。だから私は母さんの、“テスタメント”の真意を問い質したい。そのために戦わないといけないのなら、私は母さんとでも戦う。

「そうか。・・・そうだな」

「父さんはどうなんですか? 母さんと会ったら・・・?」

今度は私が質問する。父さんは母さんと会ったらどうするんだろう。その質問の答えを聞く前に、部隊長室にアラートが鳴り響く。次に父さんの面前にモニターが展開。映るのは私たちナカジマ家の次女チンク。

『チンクです。広域指名手配を受けた違法魔導師集団の1人を、108部隊の管轄エリアにて発見。しかもテスタメントの幹部と思しき連中との交戦にて発見とのことです。彼らは現在、森林地区へ向かっているとのことです』

「違法魔導師とテスタメントが交戦?・・・判った。八神にはこちらから連絡を入れる。・・・ギンガ。後から俺も行く。先行して八神たちの到着を待――」

「あ、待ってください! 六課は、テスタメントの拠点に今日向かうとスバルが・・・!」

遮るようにそう口を挟む。スバルの話だと、今日、“特務六課”は“テスタメント”の拠点と思われる世界に行くとのことだ。そこで、母さんとの決着をつくかもしれないとも言っていた。

「なに!?・・・そりゃあ参ったな。黙って見過ごすしかねぇのか・・・?」

『あの、テスタメントの幹部の件なんですが、今そちらに送ります映像データを観てもらえますか』

チンクから送られてきた映像データ。映っているのは、広域指名手配を受けた違法魔導師。そして、その違法魔導師を追う2人の“テスタメント”幹部。その内の1人を見て、私と父さんは驚愕した。

「クイントか!?」「母さん
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