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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
何とか生き延びた。

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「貴様、何者だ?」
私の爆炎魔法を受け止め、かき消す。そんな事が出来るのはあの方しか有り得ない、だが私の魔法を
打ち消したのは急に現れた少年、少々プライドが傷つく
「通りすがりの高校生ですが、何か?」
高校生、確かに学生服を来ている。学生ではあろう、だが、それは問題では無い問題なのは目の前の少年は
どうやって魔法を打ち消したのか、それだけが疑問だ。あれだけの攻撃、相殺ならまだ理解出来る。それを少年は
「貴様、まさか真祖か?」
「?」
真相、この世界に飛ばされてからよく聞く言葉、理解は出来ないが何か特別な存在という事は分かる。
そう言えば、目の前のコートを被った何か、それは真祖キラーと名乗った。真相とは何なのか、俺は疑問だけが膨らむ。
「いや、そんな訳は無いこれが真相なら大量の魔力を持っているはず。」
目の前の少年からは魔力を感じない。ましてや、たかが真祖が私の攻撃を受けて立っていられる筈がない。
疑問は残るがそろそろ時間だ。撤退せねば
「まあ、いい次に合った時は命は無いと思え、」
真祖キラーは後ろに振り向き、消える。どうやら危機は去ったようだ。俺はその場に座り込み、自分が生きているか確認する。脈は有るか、心臓は鼓動を続けているか?
脈も有り心臓もドクン、ドクンと音が聞こえる。要するに生きている、という事が分かる。
あんな、無茶苦茶な攻撃をして来る。奴の攻撃を走り込み&キャッチし、二人組の無事を確認し少し格好ずける。
それがどれだけ勇気がいる事やら
「あ、あの大丈夫ですか?」
二人組の片方の女の子は言う。それはあの攻撃を受け止めて言ってくれているのか、その場に急に座り込んだ、から
かまあ、どちらにしても心配してくれているのは分かる。
「そっちこそ、怪我は無い?」
「はい、特には、」
どうやら大きな怪我はしてい無いようだ。俺は安心しその場から立ち上がる。
「あ、あの貴方は一体?」
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