暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 力ある者
原作前のプロタゴニスト
マ、マジで!?
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ぉ!」

貯金通帳が1、2、3――。

100冊!?

「何で100冊もあるんだよっ!」

一人突っ込みをした後、中を開いた……うん。100冊もあった理由がわかったわ。

「はぁ……こりゃ、世界一の金持ちかもしれねぇ」

そこには0が端から端まで記されてた。

「数えたくもねぇ」

                    D×D

「ぜーはーぜーはー………」

き、きつい!

俺は家の近くにある公園で、近所迷惑にならないように特訓している。

「さすがにこの体じゃ、体力がなさすぎるわ……数個術発動しただけで……スタミナ切れたぞ!」

「――お前、強い力持ってる」

いきなり後ろから声をかけられた!?

「うぉう!誰だよぉ……」

今が真夜中なのを思い出して、声のボリュームを下げた。

「我、『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』。名はオーフィス」

黒ゴスロリ龍神様キター!!

「ん……お前、我のことを知っている。力強い。なのに人間」

「あ〜、そうなんだよね。俺は人間でお前の……って、何でわかったんだ?」

「ん……適当」

おいおい!適当で当てる奴がいるかっ!……目の前にいたわ。

「ところで、俺に何の用なんだ?龍神さん」

「ん、我、静寂を得たい。でも、グレートレッドが邪魔で入れない。だから……――」

「俺に手伝ってほしいってか?」

「ん」

と頷いたオーフィス。いや、正直無理だろ?あの赤龍神帝と戦うのは。

「……無理だと思うぜ。正直、数回技出しただけでこの有様だよ。グレートレッドに挑めば、即追い出されるさ。俺はね。だから、今は協力できそうもない。時間がかかるよ」

「ん。なら、我がおまえを強くする。それでどう?」

へ?予想外の返答キター!!

「え〜と、別に構わないけど……何年かかるかわからねーぞ?」

「ん。それでもいい。グレートレッド倒せるなら、それでいい」

うそん!俺、特訓で殺されるのか?!

「あ〜、わかったよ。じゃあ、自己紹介だな。俺は遠山龍介だ。龍介でいいぞ」

「ん。わかった。龍介鍛える」

「あぁ、よろしくな。オーフィス」

「よろしく?」

「あぁ。挨拶の一つだよ」

「ん、よろしく。龍介」

そんな風に話していると……

「こらー!!子供がこんな時間に遊んでんだー!!!」

やべぇ!チャリに乗ったおまわりが、公園の入り口で怒ってる!しかも入ってこようとしてるし!!

「ウソだろ!?オーフィス、逃げるぞ!!」

「??」

いまいち状況の掴めていないオーフィスを抱き寄せ、懐に手を入れた。

「秘技、煙幕!」

ボボボン――シャァー――!
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