原作前のプロタゴニスト
マ、マジで!?
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ぉ!」
貯金通帳が1、2、3――。
100冊!?
「何で100冊もあるんだよっ!」
一人突っ込みをした後、中を開いた……うん。100冊もあった理由がわかったわ。
「はぁ……こりゃ、世界一の金持ちかもしれねぇ」
そこには0が端から端まで記されてた。
「数えたくもねぇ」
D×D
「ぜーはーぜーはー………」
き、きつい!
俺は家の近くにある公園で、近所迷惑にならないように特訓している。
「さすがにこの体じゃ、体力がなさすぎるわ……数個術発動しただけで……スタミナ切れたぞ!」
「――お前、強い力持ってる」
いきなり後ろから声をかけられた!?
「うぉう!誰だよぉ……」
今が真夜中なのを思い出して、声のボリュームを下げた。
「我、『無限の龍神』。名はオーフィス」
黒ゴスロリ龍神様キター!!
「ん……お前、我のことを知っている。力強い。なのに人間」
「あ〜、そうなんだよね。俺は人間でお前の……って、何でわかったんだ?」
「ん……適当」
おいおい!適当で当てる奴がいるかっ!……目の前にいたわ。
「ところで、俺に何の用なんだ?龍神さん」
「ん、我、静寂を得たい。でも、グレートレッドが邪魔で入れない。だから……――」
「俺に手伝ってほしいってか?」
「ん」
と頷いたオーフィス。いや、正直無理だろ?あの赤龍神帝と戦うのは。
「……無理だと思うぜ。正直、数回技出しただけでこの有様だよ。グレートレッドに挑めば、即追い出されるさ。俺はね。だから、今は協力できそうもない。時間がかかるよ」
「ん。なら、我がおまえを強くする。それでどう?」
へ?予想外の返答キター!!
「え〜と、別に構わないけど……何年かかるかわからねーぞ?」
「ん。それでもいい。グレートレッド倒せるなら、それでいい」
うそん!俺、特訓で殺されるのか?!
「あ〜、わかったよ。じゃあ、自己紹介だな。俺は遠山龍介だ。龍介でいいぞ」
「ん。わかった。龍介鍛える」
「あぁ、よろしくな。オーフィス」
「よろしく?」
「あぁ。挨拶の一つだよ」
「ん、よろしく。龍介」
そんな風に話していると……
「こらー!!子供がこんな時間に遊んでんだー!!!」
やべぇ!チャリに乗ったおまわりが、公園の入り口で怒ってる!しかも入ってこようとしてるし!!
「ウソだろ!?オーフィス、逃げるぞ!!」
「??」
いまいち状況の掴めていないオーフィスを抱き寄せ、懐に手を入れた。
「秘技、煙幕!」
ボボボン――シャァー――!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ