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銀河は夜色に染まる
プロローグ
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ような笑顔で両手を広げているのがわかった。


・・・え?何この美女、えらい美人さんやん!?


女は男を受け取るとその胸に大事そうに抱きしめた。
まるで大切な宝物のように。

・・・あかん、すごい柔らかいわぁこれが至福っちゅうもんかぁ・・・そうやなかった・・・え〜っと、一体これどういうこっちゃね・・・朝起きたらなんか急に話せへんようになって、手も小さくなってもうた。
そんでもって、なんか美人さんに抱きしめられているって・・・訳分からへん。
男がこんな感じで混乱していると、女は再びメイドに男を手渡し、直ぐ傍で控えている女性に手渡した。

その女性もまた美人さんだった。

そして、その美人さんは胸をはだけさせると、男の口に乳首を含ませた。

・・・え!?何これ授乳プレイ!?

ちょ、俺そういう経験ないからもうちょっとノーマルな・・・むーッ!?
旨を口に含んだ男は直後に流れ込んでくる大量の母乳をひたすら飲み始めた。
なぜか本能で呑まなければならないと考えているようで、男の葛藤とかそういうのは一切合財無視され、ひたすら呑むことになる。
やがて、衆人観衆の前での授乳プレイと言う羞恥プレイを終了した男はベッドに戻された。


食後(?)の眠気でボンヤリとする頭で、巨人な金髪の美人さんに見守られながら男はある推察に行き着いた。

どうやら自分は赤ん坊になったらしいということに。

そして、自分をエイラ(?)と読んでいることから考えて自分の名前はエイラらしいということ。
さもなければ、言葉も喋れない、手が小さくなっている。変な名前で呼ばれるなどといったわけの分からないことは到底説明が付かないと。

(転生・・・なぁ、あないなもんssの中くらいにしかないモノや思とったけど、あるもんやねんなぁ・・・さて、どないしょかいなぁ・・・)

男はこれから先のことを考えた。
授乳中は勿論、ずっと感覚は残っている。下にはさっきの女の人の母乳の味もしっかりと。

・・・夢ではないのだろうと言うことは決定的に明らかだった。
とはいえ、今はどうしようもないこともまた確かだった。

(目が覚めたらなんや外人の子供になっとったとか有り得へん話やけど、取敢えずある程度動けるようになったりしてからやな・・・それまでは、頑張って言葉を覚えるとしまひょか)



男は溜息混じりにそう思った。
やがて瞼が重くなっていき、男は再び意識を手放した。

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