暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第九話 再会
[1/7]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
グフとガイアは無事に大気圏に入ると、まっすぐオーブを目指して機体を動かしていた。

ナオト「ステラ、そろそろオーブ領域に差し掛かるよ」

モニターごしに外を見ていると、ナオトから通信でそう告げられた。

ステラ「うん」

ガイアとグフは速度を落とし、領空に入らないように計器を確認する。

ナオト「オーブ・コントロール。こちら、貴国に接近中のザフト軍MS2機。入港中のザフト艦、ミネルバとの合流のため、入国を希望します。許可されたし」

ナオトがオーブの軍司令部に通信を入れる。
こうでもしないと、勝手に領空を侵犯することになり、色々と面倒なことになるからだ。
だが、いくら返答を待っても、向こうからは何一つ返ってこない。

ナオト「オーブ・コントロール?聞こえるますか、オーブ・コントロール?」

再度ナオトが通信を入れるが、それでも何も返事はない。

ナオト「何かあったのかな…?」

ナオトはポツリと呟いた。
向こうがこちらを確認していないはずはない。
それなのに通信に返答なしの状態。
このままでは本当に領空侵犯してしまう。
途端にコクピットに電子音が鳴り響いた。

ステラ「ムラサメ…?」

前方から二機のムラサメが見えたかと思うと、またしてもコクピットに電子音が響く。
今度は自機がロックされたという警告音。

ナオト「ロックされた!?」

訳も分からずそう叫ぶと、ナオトは苛立ったように、また回線を繋ぐ。

ナオト「オーブ・コントロール!一体これはどういうことですかっ!!?」

それと同時にガイア、グフイグナイテッドに向け、攻撃が開始される。
それを回避して何とかやり過ごすが、それだけで攻撃は止まず、なおもムラサメはこちらに向けライフルを放ってくる。

ナオト「こちらに貴国、攻撃の意思はありませんっ!!何故撃ってくるんですか!?」

ステラ「…くっ」

ギリギリのところで攻撃を避けるが、油断してしまえば当たる。
相手の理不尽とも思える仕打ちに、段々と苛立ちが募っていく。
攻撃を仕掛けてくるムラサメの一機から通信が入る。

「オーブが世界安全保障条約に加盟した今、プラントは敵性国家だっ!!」

ステラ「敵…?」

ナオト「そんな!!?」

ムラサメのパイロットからの言葉にナオトの驚愕した声が聞こえた。

「我が国はまだザフトと交戦状態にはないが、入国など認められるはずもないっ!!」

その通信を聞きながら、撃たれたミサイルを落としていく。

「どういう作戦のつもりかは知らないが、既に居もしないミネルバをダシにするなど間抜けすぎるぞっ!!我が軍を舐めるな!!」

ナオト「ミネルバがいない……?」

どうやらミネルバは既に出航したようだった
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ