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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第七六幕 「俺達を 見下すことは 許さない」
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の復旧がその予想を裏付けた。そこには風花に攻撃を加える謎のISの姿が映し出されたのだ。風花は衝撃で壁に激突し、操縦者のユウの表情が歪む。

「ユウさん!?」

つららが悲鳴染みた声をあげる。隣に佇む成尾さんもその表情は険しい。

「まずいですね・・・今の風花・・・いえ、百華は武装を一切積んでいません!せめてテスト後ならば第3世代武装の“武陵桃源(ぶりょうとうげん)”が使えたものを・・・こうなればアレを使うしかないですね・・・!」
「“あれ”!?何ですか“あれ”って!?つらら、気になります!!」
「“アレ”ですか・・・?」

ふと成尾が顔を上げる。その表情は、堪えてはいるが口元が少しだけ笑っていた。まるで子供の仕掛けた悪戯を今まさに実行する時が来たようなある種不謹慎な笑みを浮かべながら、彼は技術者が一度は言ってみたいであろう台詞ナンバーワンに輝くであろう“アレ”を不謹慎ながら嬉しそうに告げた。

「―――『こんな事もあろうかと』・・・と言うほど大それたものじゃないんだけどね?それを使って結章君を救うのを、手伝ってくれませんか?つららさん」
「・・・えっ、私?」

かくして、最上重工社員の学生頼みでささやかなる反撃が始まった。

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