暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第一章 ジュエルシードを巡って 〜海鳴 P・T事件〜
最終話 決着 そして航海者はカケラを渡る
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「アルティメイタム!転送を!」

〈座標指定、転送します〉

「ま、待っ...」

皆を無理やり転送させた。さて...

「気合入れろよ、俺。失敗は出来ないぞ」

俺はアルティメイタムをガンモードにして構える

〈魔力リミッター、全解除。チャージ開始〉

魔力リミッターの解除と同時に、魔術師の姿になる。この姿なら魔力の総量も増えるし、膨大な魔力もあつかえる

俺は大気中にある残留魔力を集める。過剰圧縮をして

これはなのはのスターライトブレイカーを元に、アレンジした魔法だ

だが、威力は桁違いである

普通の収束砲撃とは魔力の密度が段違いであり、光球の大きさで威力の比較をするのなら、同じ大きさであればこちらはスターライトの四倍の威力はある

今回はジュエルシードが暴走する限界まで貯める。幸い、ジュエルシードの魔力が漏れ出しているので大気中の魔力はほぼ無限だ

あの海で見たスターライトの半分の大きさはある

まだ足りない....

等倍になる頃にはジュエルシードが点滅し出した

もっと.....

二倍の大きさになると、ジュエルシードの中の魔力が膨張しだした

今だ!

永遠に破壊するかのごとき、この魔法は!

「エターナル、ブレイカー!!!!!」

光球を打つ。それは全てのジュエルシードを包み込んだ

発射しているこちら側にも余波が来る、だが、まだ壊せていない!

「ブラスト....シュート!!」

俺自身の魔力を入れる。魔力砲はさらに勢いをまし、ついにジュエルシードにひびが入った

パキン....

という音とともに、ジュエルシードが全て壊れた

次元断層を免れた瞬間だ。だが、




問題はまだ続く


「戻れないな...」

そう、先程の魔力のせいで他の場所との繋がりが切れてしまった。さらにアルティメイタムにもひびが入ってしまった



でも、まだ終わりじゃない。俺は誰だ?

「ごめん、でも必ず戻ってくるから」

俺は、この場所にいれば遠からず死ぬと感じ、最終手段を用いる。即ち




「必ず、戻る!!」


俺は、カケラを渡った



第一章 終

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