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NARUTO -もう一人のうちは-
第4話 覚悟
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「え…、あ、うん…」

「何がうん、だコラ !」

3人が以前の雰囲気に戻ったところで湯の国へ向けて再び足を進める。そして、暫くすると湯煙が湧き上がる観光名所、全国で最多の温泉街を有する湯の国へたどり着いた。










「来たぜ ! 湯の国 ! そして女の子が俺を呼んでいる ! いやっほぅ ! 俺の女の子レーダーが既に敏感に反応している ! 発見 ! 突げーき !」

「君は一体何をしに湯の国にきたのかな ? 君は一回恐怖による教えを受けないとだめなのかな ?」
ヤマトが再び例の影のついた『笑顔』でラオに話しかける。

「い…、いえ…、お、おれは湯の国へおん…、温泉に入って、疲れをフルに癒して、観光大使をしっかりと護衛するために来たんスよー…」

「そうだよね。いやーよかったよかった。まさか遊びにきたと勘違いしているんじゃないかと思ってさ…」

言えない。決して言えるわけがない。ヤマト先生に、色んな女の子とイチャイチャするのが任務よりも大きな目的でしたなんて言えるわけがない。そう何度も心に言い聞かせるラオであった。ラオは3人の中で最もヤマトの恐怖が分かっている者といってもいいだろう。だが、ダンテとマヤからみれば二人のやり取りは唯の笑いものでしかない。マヤとラオのやり取りも同じである。
着々とラオの責められキャラが定着してきたところで4人は湯の国の長へ会いに、湯煙が所々で湧き上がり、落ち着いた佇まいの建物が軒並み並ぶ温泉街を歩いて行った。



「木の葉の忍の皆様、お待ちしておりました。私が湯の国の長のヤマイです。観光大使の護衛を宜しくお願いします…」

湯の国のとある会館の広い一室。4人はそこに赴いていた。
壁には湯の国のイベントのポスターが至る所に張られている。
畳のお座敷のテーブルを境に4人と一人の短い白髪で、小顔、背の小さな老人が座っているという状況である。白髪の老人の名はヤマイといい、湯の国の長を務めているという。

「はい、観光大使はしっかりと我々木の葉の忍が責任を持って護衛します」

ヤマトが毅然とそう言い、後の3人も頭を下げる。老人はほっほっほと安心したのか笑い出す。
明日のイベントのスケジュール、そしてそれぞれの待機場所を確認し合った後、4人は会館を後にした。空は既に紅の色彩を帯び始めていて、お土産屋等の店はその日の商いが終わり、シャッターが次々と閉まっていく。今の時間帯で空いているところといえば、温泉宿くらいしかない。4人はもう特に何もすることがないので、そのまま事前に予約していた温泉宿へ向かう事となった。





――――――束の間の休息

4人は温泉に浸かった後、部屋で宿のおもてなしに会話を挟みながら舌を運んでいた。会話の内容はアカデ
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