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東方探検録
第二話
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慎二はヤマメに教えられた街に来ていた


慎二「ここがヤマメさんが言ってた街なのかな」


辺りを見回すとそこかしこで、ドンチャン騒ぎをしていて賑やかな場所だった


慎二「やっぱ地底だけあって人間は居ないな」


キョロキョロしながら歩いてみると、妖怪達が商売や酒盛りをしていた


慎二「妖怪も人間も変わらないな」


などと感心していると


???「おや、兄さん見ない顔だねぇ」


と、声をかけられた


慎二がそちらをみると、額から赤い角をはやし体操服を着た女性と、なにやら隣でブツブツ言いながら負のオーラを出している女性が居た


慎二「え〜と、あなた達は?」


???「ブツブツ……勇儀と二人っきりを邪魔した、勇儀と二人っきりを邪魔した……ブツブツ」


???「兄さんこそ誰だい?こういう時は男が先に名乗るもんだろ?」


慎二「すいません、俺は浅間慎二」


???「慎二か。良い名じゃないか。アタシは『星熊勇儀(ほしぐまゆうぎ)』、見ての通りの鬼さ。まぁ地上じゃ『山の四天王』のうちの一人だったけどね」


勇儀「んで、こっちでブツクサ言ってるのが橋姫の『水橋(みずはし)パルスィ』さ」


パルスィ「ちょっと!?何勝手に紹介してんのよ!!」


勇儀「気にしなさんな」


パルスィ「そのあっけらかんとした態度が妬ましい」


勇儀「ところで、兄さんは人間だろ?何でこんなとこに居るんだい?」


慎二「それが地底の入口から落ちちゃって。まぁ今思うと何かに落とされた感じがするんだけど」


慎二「それで、入口にいたヤマメさんが『 ここに地上の人間に好意的なヤツが居る』って言ってたから」


勇儀「なるほど、その『人間に好意的なヤツ』っていうのはアタシの事だね」


慎二「そうなのか?」


勇儀「昔は地上に住んでたし、最近は『博麗霊夢(はくれいれいむ)』やら『霧雨魔理沙(きりさめまりさ)』と戦って楽しかったからね」


勇儀「それと、兄さんが地底に落ちた原因はおそらく『アイツら』だね」


慎二「アイツら?」


勇儀「ほら、あそこにデッカイ屋敷が見えるだろ?」


そう言って勇儀が指差したほうを見ると、確かに大きな屋敷が見えた


勇儀「あそこは『地霊殿(ちれいでん)』って言ってね、そこに住んでるヤツが原因さ。何なら行ってみるといいよ」


慎二「そっか、ありがとう」


そう言って慎二が行こうとすると


勇儀「ちょっと待った兄さん、このまま『はい、さようなら』なんて、つれないじゃないか」


慎二「え〜と、何をすれば…」


勇儀「兄さんは強いの
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