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ゲルググSEED DESTINY
IF ゲルググSEED
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転させることでシールド代わりに使う。回転させたビームの刃に当たる弾丸はビームによって焼失させられていく。

『何だと!?』

ナギナタで攻撃を防いだことに驚愕するジンのパイロット。ゲルググはそのまま距離を詰めて横薙ぎに振り払った。ヘリオポリス内部で爆発させるわけにはいかないので切り裂いたのは頭部だ。生憎、彼には爆発させずにコックピットだけを貫くほどの技量は無い。

「このまま無力化させてもらう!」

しかし、頭部、腕部、脚部と爆発しそうにない部分から切り裂き、戦闘能力を奪い取る。そうしていると、遠くの方でもストライクが稼働しているのが見られた。しかし、やはりOSに難があるのかよたついている。
尤も、近くにいたジンは既にゲルググによって落とされているので問題はない。

「こちらオーブのモルゲンレーテ所属、ゲルググの開発関係者兼、テストパイロットのクラウ・ハーケンだ。そちらの所属と名前を教えてほしい。返答が無ければ強奪したザフトとして認識するぞ」

ナギナタの刃先をストライクに向けて警告する。PS装甲はビームに対する耐性が特別高い訳でもないので無装備のストライクなど呆気なく落とすことは出来る。

『こ、こちらは大西洋連邦宇宙軍第8艦隊、マリュー・ラミアス大尉です。貴方が敵を迎撃してくれたおかげで助かりました。感謝いたします』

礼を言ってはいるものの、その言葉は距離を置いた感じだ。オーブと連合の関係も決して友好的でないのは確かである上に、MSを苦も無く操作していることからコーディネーターだと理解しているのだろう。

「ま、ザフトの襲撃などでお互いに話し合いたいことは多いと思いますし、これ以上MSを奪取させるわけにもいかないでしょうから母艦の方まで行きませんか?一技術士官に判断できるような状況でもないでしょうし」

『ええ……そうね』

そして民間人でありながら軍の機密MSであるストライクに同乗してしまったキラ・ヤマト等を含め、アークエンジェルは危機から脱するために行動を開始する。当然というべきかMS一機しかなく、自力で帰還することの出来ないクラウもアークエンジェルに協力することによって窮地を脱しようとする。
途中、クラウが連合の人間ではない上にコーディネーターであることから空気が険悪なものとなるが、クラウ自身が飄々としている事とムウ・ラ・フラガ大尉の仲裁によってその場では諌められる。

「まあ、色々あるだろうけどお互い黙っておきたいことには目をつぶった方が良いでしょう?」

ヘリオポリスで物資を回収している最中、再びザフトが攻撃を仕掛けてくる。しかし、クラウとムウはその攻撃を、それも対艦、対要塞用装備で来るであろうことを想定しており、ストライクとゲルググ、そしてメビウス・ゼロの三機が迎撃していく。
MSパ
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