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鬼灯の冷徹―地獄で内定いただきました。―
参_冷徹上司
七話
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食堂へ連れて行ってもらった。
よく考えると、本日初めての食事であった。
鬼灯は食事をしながら、現世のテレビを見ていた。CSにすると見ることができる、と教えてくれた。

「明日は今日よりは早く起きてくださいね」

食堂を出て去り際に、鬼灯が言った。
ミヤコは自分の部屋、いや物置部屋に戻りながら、今日一日のことを思い出していた。
まだ二日目なのに妙に気持ちが馴染んできている気がした。
そりゃあ、亡者が拷問を受ける数々の地獄は恐ろしいし、上司の鬼灯は掴みどころがないし、閻魔大王は近所のおじさんみたいだし。
でも、ここも悪くないかも知れない。

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