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東方探検録
第一話

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???「うわぁ〜〜!?」


とある男が地底の入口の穴から落ちてきた


ドスンっという音と共に男は地面に落ちた


???「痛っ〜〜!?」


男は腰を押さえながら、辺りを見回す


???「・・・ここ、何処だ?」


そこは薄暗く、まるで洞窟のようだった。近くには桶があった


男が立ち上がろうとした時


???「あのさぁ、早く退いてぐれない?」


と、男の下から女性の声がした


???「ご、ごめん!?」


男はすぐさま退いた


???「まったく、いきなり落ちて来ないでよね」


???「ヤマメちゃん、大丈夫?」


男が声のしたほうを見ると、桶から少女が顔を出していた


ヤマメ「平気だよ。キスメ」


男が唖然としていると


ヤマメ「君、見たこと無いけど、誰?」


???「あ、あぁ、俺は『浅間慎二(あさましんじ)』。君たちは?」


ヤマメ「アタシは黒谷ヤマメ、あっちの娘はキスメ」


慎二「ヤマメさんにキスメさんね。よろしく」


キスメ「よろしく」


ヤマメ「君、見たところ人間だよね。人間が地底に何のよう?」


慎二「そういう君たちは妖怪だよね」


ヤマメ「うん、アタシは土蜘蛛。キスメは釣瓶落としだよ」


ヤマメ「それで、もう一度聞くけど、何のよう?」


慎二「ようっていうか、落とし穴に落ちたっていうより落とされたっていうか」


ヤマメ「ふ〜ん、それならここを真っ直ぐ行った所にある街に行くと良いよ。そこには地上の人間に好意的なヤツが居るから」


ヤマメ「そういう訳で、アタシ達は行くね。行こう?キスメ」


キスメ「うん、バイバイ」


ヤマメとキスメは行ってしまった


慎二「・・・とりあえず、言われた街に行ってみるか」


慎二も街に向かった

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