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ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第七話 隠し事
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「少々気になることがありましたので、聞きにきました」


「気になること?」


「ええ。リオン、お前にです」


「なんだ? 俺の好みの女性のタイプでも聞きたい・・・・・・まて、冗談だ」


アリスの目が零度以下まで急速冷却され、無言で腰にある剣の柄を握った。


「・・・・・・次、そのふざけた事を言うようならばその口もろとも切り捨てます」


「心に深く刻んでおくとしよう・・・・・・それで、俺に聞きたいことってのは?」


「いえ、くだらないことですよ。キリトが食事の招待をした時、”なぜ”あれほどあっさりと断ったのかと思いまして」


アリスのその意味深な言い方に俺は嫌な予感がしてならなかった。だが俺はそれを顔に出さずになんとか答えた。


「・・・・・・あの時はあまり腹が減っていなかったんだよ」


「・・・・・・食べ物に対してあれほど執着を持つあの”お前が”お腹が空いていなかったと言う理由だけでS級食材を使った料理の招待をあんなにもあっさりと断りますか?」


俺の嫌な予感は確信にかわっていく。俺にはもう苦し紛れの答えしかだせない。


「・・・・・・いや俺にだってたまには断るときがあってもおかしくないだろ」


「ここまで言ってもまだしらを切ろうとしますか・・・・・・では単刀直入に聞きます。なにを隠しているのですか?」


「・・・・・・」


俺は口をかみしめ下を向いた。嫌な予感は当たっていた。アリスはここに来る前からすでに勘付いていたのだ。俺が何かを隠していることに。そこにユージオが俺の肩に手をのせて首を振りながら言った。


「・・・・・・リオン、ありがとう。でももういいよ・・・・・・」


「ユージオすまん。はー・・・・・・この姫様には隠し事はできな――――」


いな、と言おうとしたがその前にアリスにぶっ飛ばされ、リオンは宙を舞った。


「・・・・・・ずいぶん前にその呼び名はやめなさいと言ったはずですよ」


アリスは一時期その容姿から一部のプレイヤーから「姫」呼ばれていた。
なぜならアリスはこのアインクラッドの中で五指に入るほどの美貌を持っている上に金髪碧眼と来る。極め付けにこの世界でトップギルドにあたるKobの副団長補佐ともなればもう姫と呼ばれても仕方がないだろう。
しかし、アリスはその呼び名で呼ばれるのを嫌がっていた。リオンはそれを知っているはずなのだが・・・・・・
まあ多分せめてもののお返しを含めて言ったのだろう。とりあえず自業自得だ。なのでユージオは気にせずに話を続けた。


「それじゃあ話を戻すけど、確かにリオンはアリスが言うように隠し事をしていたよ。でもそれは僕が頼んだからなんだ」



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