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魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『三十四話』〜歌姫を探せ 後編〜
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、アリサちゃん? すずかちゃん? どうしたの? 顔が怖いよ?」

「いいからキリキリ吐けぇえええ!!」

「ニャー! 助けてぇえええ!!」

「待ってー!!」

「大人しく捕まりなさーい!!」

「ハハ…元気だねぇ……」












 数日後、アリサとすずかが絵里さんに俺のことをばらし、絵里さんに質問攻めを受け、さらに『海鳴ジャーナル』に大きく掲載されたため俺が有名になってしまうのだった。


 え? なのはとの約束? それは……










『拓斗君! また…また会えるよね!?』

『ん? さあな、俺っていろんな所回ってるから。もし会えるとしてもそれは何年先の話か』

『そんな………』

『……そうだな、じゃあ約束でもしようか?』

『約束?』

『ちょっとおかしいけどな。明日から俺が、夕日が沈み始めてから沈み終えるまで海鳴のどこかで歌を歌うよ』

『歌?』

『そ、歌。お前が歌っているところを見つけることができたら、また会えるさ』

『その時は、友達になってくれる?』

『もちろん。友達にでも何にでもなってやるさ』

『ホント!? 約束だからね!!』

『あぁ、約束だ』
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