暁 〜小説投稿サイト〜
MS Operative Theory
MS戦術解説
砂漠戦@
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
により、砂漠は「局地」ではなくなっていったのである。



??特殊環境下におけるMSの運用??

 砂漠がいかに特殊な環境であるかはこれまで述べてきた通りである。そのため作戦や戦域が限定されていない限り、砂漠用MSが通常の部隊に配備されることはきわめてまれである。通常の陸戦用MSなどでも砂漠での任務に対応しているが、防塵処理などの問題から、整備性が著しく低下するうえ、稼働率が低下するなどの問題を抱えている。

 MSの多機能化と一部の例外を除き砂漠用MSは姿を消すが、それでもなお、砂漠は水圏同様、MSにとって過酷な環境であることは変わりなく、それを味方につけたものこそが砂漠での戦いを制するのである。


■砂漠における汎用MSの運用法

 汎用MS(この場合は陸戦MSも含む)を砂漠で使用する場合、仮設部分やエア・インテークなどに防塵処理を施す必要がある。

 一年戦争時には地球連邦軍極東方面軍所属の第08MS小隊が砂漠地帯での任務にあたり、RX-79[G](陸戦型ガンダム)の関節部などに砂除けカバーを装着するなどの防塵対策を行っている。しかし、これは万全ではなく、所属のMSは作戦予定地に着くまでに数度に渡り、パーツを交換しなければならなかった。


■「砂」を利用した戦闘法

 砂には、水がビーム兵器の威力を軽減するといったような特殊な効果は望めない。しかし、前述のように身を隠す障害物となるだけではなく、敵に砂を吹き付け目くらましとするケースもわずかだが確認されている。





補足事項

??砂漠での戦いにおける指揮管??

 砂漠での戦いは陸戦の中でも特殊な戦術が必要とされ、さらにそうした戦術に秀でた指揮官を輩出した。その多くはジオン公国軍の軍人で、一年戦争時にアフリカ大陸に展開していた部隊を指揮していた。戦後、彼らは各地に潜伏すると共に連邦軍に対するゲリラ活動を継続していた。

 彼らは砂漠用MSなどを装備していただけでなく、砂漠の特性を最大限に活用することで戦果を挙げていたのである。


●ロンメル

 ジオン公国軍の中佐で、「砂漠のロンメル」とも呼ばれる。一年戦争時にアフリカに降下した部隊の指揮官で、戦後は砂漠の町に潜伏していた。ネオ・ジオンの地球降下に呼応して決起、付近で活動中であったガンダム・チームと戦闘を行った。


●ノイエン・ビッター

 キンバライド基地の指揮官で、階級は少々。活動地域は完全な砂漠地帯ではなく、東アフリカのサバンナ地帯であったため、一年戦争中に中東へと脱出しようとした部隊を糾合していものと考えられる。部隊はドム・トローペンなどを装備していた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ